表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

135/411

第135話〜男らしい〜

短くてごめんな…


それではどうぞ!

「……………大丈夫かな」


片付けが終わりなんやかんやありまして。俺の方は準備が終わっているのだが、海莉の方がまだかかるっぽい。


待つのは全然良いんだけどちょっと心配だ。大丈夫かな…


「おまたせ!ごめんね…?」


「いいけど、大丈夫?」


「大丈夫大丈夫。」


ならいいんだけど。………って、やばいな今日の海莉。


「……どうしたの?」


「いや……ごめん。見惚れてた。よく似合ってるよ」


この時期にスカートは寒いんじゃないかなと思うけど…コート羽織ってるしいいのかな?

色合いも海莉の良さを最大限活かせる物になってる。


「そ、そう?可愛い…かな?」


「うん。可愛いよ」


「良かった。そう言って貰えて……優成くんの方も髪型セットしたんだ?」


まぁ、一応な。そこら辺のアイドルより可愛い海莉と歩くんだから見た目には気を使っておこうと思って…


「うん。似合ってる。一段と男らしいね。」


「そりゃよかった。……さて、そろそろ行こうか。」


いつまでも玄関で話してる訳にも行かないし。


「うん。……」


「?…ああ。」


手を繋ぎたそうにしていたので試しに手を差し出して見る。…あってたようだ。良かった。


「あったかい…」


「最近寒くなったしな〜」


「そろそろコタツの時期だよねぇ…」


コタツかぁ。使ったことないな……


「家にあるからそろそろ出そっか?…ミカンは買って来ないとないけど」


「じゃあ帰りに買って帰りますか…」


「だね〜」


そんな話をしながら目的地に向かう。電車に乗って移動なのかな?


「そう。ちょっと遠い所にあるから…」


「ん、りょーかい。」


気を付けないとな。今の海莉は人目をめっちゃ引くからな……


「?どうしたの?」


「いや?なんでも。」


わざわざ言う必要も無いと判断して言わないようにする。俺が気を付ければいいのです。


「そう?…お昼どうしよっか?」


「海莉の食べたい所でいいよ、特に今食べたいものは無いし」


「じゃあちょっと気になってた所に行ってもいい?」


もちろん、と答えながら歩いていく。…10分ほど歩くと駅についたので、切符を買って中に進む。


…うん、やっぱり海莉は見られてるな。まぁこれだけ可愛いんだから見てしまう気持ちは分かる。


「私が見られてるのが気になる?」


「ん?…まぁ。ちょっと気を付けなきゃなと思って」


「?ああ……なるほど。そっちかあ…」


そっちってなんだ。他にあるのか?


「俺の海莉を何見てんだ!見たいな…」


「あーー…そもそも俺のじゃないしな。」


海莉は海莉であって俺のものではない気がする。


「…そういうの、気を使ってくれるんだ?」


「当たり前じゃないか?させる訳には行かないし…」


「…じゃあ、今日は優成くんに守ってもらおうかな」


「もちろん、そのつもりだから安心して」


「……」


何故か海莉の顔がちょっと赤いけど…大丈夫か?


「大丈夫大丈夫。うん、問題無し!」


ちょっと…だけだから、と所々聞こえない言葉を言ってるが、まぁ大丈夫ならいいか。


「ならいいけど…あ、電車きた。」


さて、頑張りますかね。海莉に嫌な思いをさせる訳には行かないしな。


「自分には鈍感なのか、気付いてて無視してるのか…優成くん、私とはぐれないでね?」


「もちろん。」


分かってるんならいいんだけどなぁ。

それではまた次のお話で会いましょう〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ