第131話〜出番終了……してない!?〜
それではどうぞ!
「〜って感じかなぁ?」
順調に質問に答えていく俺。質問に答えながら時々脱線して話をしているが、結構楽しいもんだな。
・どうすればゲーム上手くなれますか?
「どうすればゲーム上手くなれるか?…んー俺はプロじゃないからそんな偉そうなこと言えないけど練習するしかないんじゃない?何が自分に足りてないのかとかどうすれば上手くなれるかとか考えながらやるとか?」
・VTuberになるにはどうすればいいですか
「VTuberになるにはどうすればいい?…んー、パソコンと機材買えばなれるんじゃない?探せば安く出来るだろうし」
なるだけならなれるだろうけど、問題は続くかどうかだな。
俺はかなり運が良かったから見て貰えたが普通は見て貰えない事の方が多いだろう。
見て貰えるように努力したり折れずに続けられるかどうか……
・高校入ってから友達ができません。どうしたらいいですか?
「俺も友達いないから安心しろ、お前だけじゃないぞ…一緒に泣こうな。」
・涙拭けよ
・元気出せよ
・俺らが友達だろ…?
「そうだよみんなが友達だよ。俺ウルフの動画好きなんだよね〜って言えばリスナーさん同士で繋がれるよ…」
頑張れ、高校生。俺のようにひとりぼっちにはなるなよ…?
・クリスマスの予定はありますか?
「クリスマスの予定は…」
・ある(ボタン)
「あるそうです。特にないって言おうと思ったけどボタンが言うのであるそうです。」
あるらしいです。…俺が答えてないけどいいや。
・クリスマスデートですか?
「デートって付き合ってなくてもカウントされるんのかな?されるんならデートの可能性もあるんじゃない?」
・デートです(ボタン)
「デートだそうです。」
・羨ましい
・てえてえか?
・爆発してみる?
…ほんと、俺そのうち刺されないよね?大丈夫だよね?怖いんだけど…
「まぁクリスマスかどうかは置いといてまたあれだね、一緒にカラオケ配信とかはまたしたいね」
・みたい!
・次こそ生で!
・私も呼んでください!
うんうん。上手いことみたい!っていう流れに変えれたね。
私も呼んでくださいというのは歌が上手いことで有名なVTuberさんだ。海莉とコラボしたこともあったような…
「機会があれば呼ばせていただきます。せっかくだから色んな人ともコラボしたいね〜。…って、おお。もう時間だね」
あと2分で俺の枠が終わるから配信を閉じないとね。
というわけで閉めていきましょう。
「はい、というわけで最後の方はただの雑談?質問返答?みたいになってましたが楽しんで貰えたでしょうか?是非ともチャンネル登録の方をお願いします!んで次の方の放送リンクページは概要欄にございますので次の人の枠も見てあげて下さい!」
言うべきはこれぐらいだろうか?…うん、そうだな。
「ではウルフでしたー、お疲れ様でした〜!」
・お疲れ様でしたー!
・楽しかったです!
コメントが流れていき、同時接続人数が減っていく。
そして俺はそれを見ながら画面を切り替える。と同時にマイクも切って…
30秒程してから配信を閉じる。よし、これでOK。俺の出番は完全に終了した…はずだ。
ん?マネージャーから電話だ…
「はい、もしもし?」
「あ、ウルフくんですか?お疲れ様です。」
「いえいえありがとうございます。…どうかしました?」
「まず1つ、コラボ依頼が結構入ってます。今だけで10件ですね。」
「えっ…なんでそんなに急に?」
「そりゃマネージャーにコラボ依頼送れって言ったからでは?」
なるほど…確かに…。悪い事をしたかな…?
「まぁこれは本来の私の仕事なので構いません。ただ、こちらでコラボ依頼を出してくれた方を調べて事務所として許可した人のみウルフさんの所に名前を通します。それで最終判断してください」
「了解です。助かります。」
「次に…リレーの最終枠の方がこのリレー配信に出た方に気持ちとかなんか色々聞きたいらしいんですよ。ウルフさんどうします?出ます?」
そりゃまた急に。…普通そういうのって事前に言われるものじゃないんですかね…?
「…………………てへぺろっ」
「そんな可愛くいえば許されるなんてないですからね。……はあ、まあそれはいいとして。出た方がいいです?」
「5分程度ですし出てもいいと思いますよ。」
じゃあ出るか。
「出番の時間だけ送っておいてください。」
「了解です。…まあ今すぐ伝えなきゃ行けないのはこれぐらいですね」
「わかりました。…じゃあ切りますよ?お疲れ様です」
「お疲れ様です〜」
そう言って通話をきる。……まだ出番あったんだな。そういうのは先に教えて欲しかった。
……まいいか。とりあえず次はボタンの枠だな。それまで何しようか…
「あ、言い忘れてましたが他の人の枠にも顔を出して大丈夫ですからね。」
顔を出せってことかな?これ。……見に行くか。せっかくだし一言コメントしていくか!
それではまた次のお話で会いましょう〜




