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第118話〜そういうところ〜

それではどうぞ〜

「よしよしわかってきたね。」


2回目も順調にゴーストの種類を当てることが出来た。1回目よりは時間がかかってしまったけど。


「意外とこのゲームって1回のプレイで時間かかるんだね。」


合計でもう30分は経過していることになる。それも比較的短めのマップをプレイしていたのにね。


・EMFの証拠とるのに時間かかったから……


「確かにあれだけでめっちゃかかったもんな。あんなに出ないものなんだね」


音がしたら直ぐにEMFを音のしたところに持っていくようにしないとああやって時間がかかることがあるらしい。


「じゃあ最後は…プリズン?だから牢獄か。やっていこうかな」


ここは結構広めのステージで時間がかかるらしい。30分ぐらいかかるならだいたい1時間だし、今日はそれぐらいでいいかなという感じだ。


「忘れずに温度計と…あと何買えばいい?」


・薬

・強い懐中電灯

・十字架


「薬?薬は…精神安定剤か。正気度回復だっけ?良さそう。懐中電灯…まぁ買ってみるか。十字架は何が起こるんだい」


・ゴーストルームに投げるとハントを防いでくれる


「あら結構大事。じゃあ買っていこう。これでいいかな?よしレッツゴー」


お香とかライターとか他にもコメントしてくれてる人はいたけど、お金は有限だしとりあえずこんなもんで。

海莉とやる時に本格的に買うことにする。そのためにある程度節約しないとね。


「え〜と、こっちかな?強い懐中電灯。それと温度計と……EMFとかでいいか。行こう」


扉を開ける。暗いので早速懐中電灯を付けると、初期に配布されてるものよりも明るい光が照らしてくれた。


「明るっ。あ〜これは便利だわ。もう元の奴には戻れない…」


そしてこのマップ、広い。一軒家とは比べ物にならないぐらい先がある。しかもこの牢屋一つ一つちゃんとゴーストルームになるらしい。


「とりあえずこの広間?なんか広いとこに来たけど……温度確認していこ」


今やってる難易度だと温度が10℃を下回ればゴーストのいる部屋でいいらしい。


牢屋を開けて一つ一つ確認していく。…ここは違うしここも違う。


「あれ?ここ開けたっけ?」


そうやって開けて言ってたら途中に扉が空いていた部屋が存在した。多分ゴーストが開けたんだろうけど…だとするとこの辺で活動してるってことなのかな?


・多分その辺にいる

・その辺怪しいかも!!


「あ、ここ8℃だ。じゃあ多分ここだね?」


温度が低いし多分ここだろう。特定まで思ったより時間かからなかったな、運が良かったのだろう。


だとするとカメラとか色々持ってこないといけないから一旦アイテムを運ぶ感じだな。ここまで往復はめんどくさいからアイテム全部置いてくかあ。


そう考えて懐中電灯を含めたアイテムを全てそこにおいて、戻る。


「まぁ暗いけど電気つけながらいけば行けないこともないでしょ」


・裏口あるよ〜


「まじ?えどこ?」


どうやらこういう広いマップは基本的に出入口が2、3個あるらしい。リスナーに教えてもらってそこから出る。確かにこっちの方が近い。中をうろつくよりハントの危険性がないしな。


本とビデオカメラと十字架を持って、戻る。早速使ってみよう、十字架。


「てか怖いな〜雰囲気。さすが牢獄だね。いかにもお化けでますよ!って感じの雰囲気。」


まぁ出るんですけどねお化け。


・リアルで行きたくないランキング上位だね(ボタン)


「確かにこんなとこはリアルで行きたくないね。お化け屋敷とかなら全然行きたいんだけど…」


好き好んで廃棄された牢獄に行きたがる人の方が珍しいとは思うけどな。


・お化け屋敷までなら行けそう…(ボタン)


「お、じゃあ今度お化け屋敷行ってみる?楽しそうだよね」


行くにしても配信はしないだろうけど。それから近所では無いんだよな。


・デートのお誘いですか?

・デートですねわかります


「男と女が2人で出かけるのはデートなのかね…」


こっちにはそういう気持ちは無いんだけどなぁ。そりゃ海莉は好きだけど恋愛的な好きじゃないし…


・私はデートだと思ったのに…?(ボタン)


「じゃあデートです。間違いない。デートに誘いました」


海莉が言ってるからね。うん。


「よし。アイテムの設置完了。一旦戻ろうか」


オーブの確認をしに戻らないとね。ついでにUVライトを持ってきて指紋の確認をしよう。


・手際良くなってきたね

・ボタンちゃんエスコートコース待ってます


「操作自体は難しくないからね〜。ボタンとやる時はある程度先導しないとね。」


・イケメンじゃんウルフくん、そういうとこ好きだよ(ボタン)


「す、すき?うん…あ、ありがとうね。」


・照れてるwww

・ここまで動揺してるウルフ珍しい

・ちょっと可愛い〜


いやいきなり言われると…ね?ドキッとするじゃん!


・ボタン好きだよって言ってください 10000円


「スパチャ…1万!?ありがとね。え〜とボタン好きだよって言ってください。……ボタン好きだよ。これでいいでしょ」


精一杯だ。スパチャ貰ったから言わないといけないと思って言ったがちょっと後悔している。


なぜって?もうゲームに集中出来ないからだよ。……一旦外で休憩しよう、うん。


「ちょっと休憩しよ。ふ〜」


・初々しいのがいいね

・てえてえですね

・ありがとう…ありがとう…


「一旦ほっといてくれ〜……」


という俺の叫びは、リスナー(+海莉)に黙殺されたのだった。

1時間遅くなってすみませんでした。


そろそろハロウィン編も書かないとなぁと思いつつ短編小説を書いてる自分がいます。


それではまた次のお話で会いましょう〜

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