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第117話〜ホラゲー会2〜

それではどうぞ

「いるいる…」


ハントの時間中は喋っちゃダメらしいからなるべく喋らないようにしなきゃな。


幸い、俺はゴーストに視認されてないようで隠れる事はできた。


だが足音がめっちゃ聞こえる。それだけじゃなく、不気味な笑い声までセットだ。流石にちょっと怖いんだけど…


「終わった…?ああ、良かった。」


笑い声も足音もしなくなったし、照明も正常に戻った。


「流石にちょっと怖かったんだけど今の…」


・ちょっとなのか…

・不気味だよねこれ

・怖がってるの珍しい(ボタン)


「めっちゃ不気味だったな今の。特に声。怖がってるの珍しい?いやあれは怖いだろ…」


このゲームは特に相手に攻撃できたりするわけじゃないしな。襲われたから返り討ち!とか無理だしな。


・攻撃できるから怖くないってこと…?


「反撃できるんならそこまで怖がる必要もないでしょ。そういうことよ。というかこのゲームってゴースト扉開けてきたりする?」


・ハント中も普通にドア開けて部屋の中に隠れてるこっち殺してきたりする


「まじか。じゃあ部屋に逃げたから安全ってことは無いんだね」


・クローゼットの中とかいい隠れ場所ですよ


「クローゼット?なるほど…部屋の中に一旦隠れて、その中にあるクローゼットに隠れるのいいかも。あここにもある。姿見られてない状態ならこういうところでも良さそう」


廊下にもクローゼットがある。こういうところに隠れるのもいいのか。


・一旦外出て正気度とか確認した方がいいんじゃない?


「そうだわ外に出ようとしてたんだ。すっかり忘れてた。」


外に出てオーブの確認だな、あとは正気度か。正気度が低いとそれだけハントに入られ危険らしい。


「思ったよりは正気度減ってないね。オーブはここのモニターでカメラの映像が見れるのか。何も飛んでないよね?」


オーブは飛んで無さそう。ならあとは設置した本の確認か。


「再びお邪魔しま〜す。え〜とこっちだったかな。」


本の置いてある部屋に向かって、本の確認をする。

広げた状態で置いとくと書き込まれることがあるらしいが果たして…


「お?あ、なんか書いてる?みんなこれ証拠?」


みんなに聞いてみるとそれ証拠!とか書いてる!とか帰ってきた。やっぱり証拠なのか。


「お、これで3つ証拠集まったから確定した?一旦戻るか…」


ここでメニュー開いてその隙にハントでも発生したら大変だしな〜と部屋から出ようとした時…


目の前にゴーストが現れた。女の人の姿をしている。若いと言うよりはおばちゃんって感じの年齢だ。


その人が口を開けてこちらに姿を現してきた。どくんどくんと心臓のなる音もゲームから聞こえている。リアルだなぁ。


「おお〜なになに?」


・ただ驚かしただけ

・ビックリさせてきただけ

・ああやってたまに出てくる事がある。姿を直視すると正気度めっちゃ減る


「びっくりさせただけ?確かにびっくりはしたけど…。なるほど、正気度がかなり減っちゃうんだ。それは嫌だね」


コメントを読みながらもプレイして、とりあえず家から出ることには成功。

家から出れたのでメニューを開いて証拠を選択していく。


「氷点下に指紋に…本はライティングか。これだとデーモンなんだ。」


最初からいきなり攻撃性が高い奴かよ。運がいいのやら悪いのやら……


・こいつこっちの正気度高くても平気でハントしてくるからかなり早い段階でハントされたら疑ってもいい


「あ、なるほど。そうなんだ、ありがとう。正気度があるのにハントされたらデーモンか?って疑ってもいいのね。」


流石にみんな詳しいから教えてくれる。優しいな。


「よし帰りましょう。……あ、デーモンであってた。やった〜正解だ〜」


・おめでとう!

・祝生還!


・初生還祝い 1000円


「おめでとうありがとう。初生還祝い1000円ありがと〜。死ななくてよかった。」


1番低い難易度だと死んでも保証金と言って多少のお金は出るらしいのだが、どうせなら生きてクリアしたいしな。


・私このゲーム出来る自信無くなってきたなぁ…(ボタン)


「いやいやできるできる。大丈夫大丈夫怖くない」


全く怖くないことは無いのだが。


「ね、みんなも見たいよね?ボタンがプレイしてるところ」


・見たい!

・めっちゃ見たい

・きゃ〜怖い!って言いながらいちゃついて欲しい


「見たいよねそうだよね。ほらみんな言ってるじゃん」


いちゃついて欲しいに関してはよくわからないのでスルーする。こういうのは拾っちゃダメって言ってた


・コメントを味方につけるのはずるい(ボタン)


「ズルくないズルくない。俺も見たいし」


・ちゃんとやるから大丈夫だよ


「良かった。やってくれるって、やったね!」


・ちゃんと自分から誘えるようになってて偉いぞ!

・成長しててお母さん嬉しいわ


「うるさいぞコメント欄。俺だって誘うのぐらいできるわ」


ただ誘う相手が今までいなかっただけだから。誘えないぐらいコミュ障なわけじゃないから!


・そっかそっか

・いいこだね

・(暖かい目)

・私がいるからね……(ボタン)


「もういいからみんな、行くよ次!ほら!」


こういう流れになるとよろしくないので無理やり断ち切る。


「あっしまった温度計とか買うの忘れてた。どうしよ…」


さっきは氷点下が出たから確定しやすかったけど毎回出るわけじゃないしな。しまったなぁ。


・ポンコツ?


「ポンコツ言うな。毎回忘れるわけじゃないから…」


まあ無いものは仕方ない!あるもので何とかするしかないのだ!!


ちなみに私は家を出る時に1回、帰ってくる時に1回の計2回一日で鍵を忘れたことがあります。ここまで来るとポンコツと言うよりはただのあほですけどね…


それではまた次のお話で会いましょう〜

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