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第102話〜画面は見よう〜

それではどうぞ〜

「あ〜、負けちゃった…」


「今のは仕方ない。周りに敵チーム集まりすぎだったし、かなり狙われたから」


もう一度行ってみたのだが、今度は負けてしまった。

敵と戦う→漁夫が来る→戦う→漁夫みたいな流れでかなり沢山の敵がやってきた。流石にこの数の量は無理だ。


撤退しようと思った時にはもう手遅れだった。この辺の判断がまだまだ下手くそな証拠だな。


「ね〜、1回アリーナに行かない?」


「アリーナ?なんじゃそれ?」


「普段は敵さんいっぱいいるけど、アリーナは3対3なの。こっちのチームと向こうのチームだけで戦う試合みたいな?」


なるほど、そんなのがあるのか。敵と戦う練習にはかなりいいかもしれないな。


「わかった。1回行ってみよっか。」


「やった!」


そうしてアリーナが開始される。範囲はかなり狭いな……って、当たり前か。いつものように広い状態からじゃなかなか出会えないだろうし。


試合が開始したので、まず武器を手に取る。自分と相手チームの位置は完全に反対側だし、まだ少し猶予があるだろう。近くのボックスも漁って〜っと。


「あ、やばいかも。」


「ん?…ああ、おっけ〜い。」


確かに敵の位置が近かったけど、俺の位置からなら撃てる。下がって回復できるだけの時間を稼ぎつつ、他から撃たれる前に逃げるようにする。


「狭い分ちょっと難しいねこれ。楽しい」


「でしょ?結構楽しいよね〜これ。」


ちなみにちらっとコメント欄を見たところ、アリーナで連勝すると称号のようなものが貰えるらしい。最大で200連勝?んなあほな……鬼畜じゃね?


「倒した!……もう1人やった!あとそいつだけ!」


ボタンが頑張ってくれたおかげで特に何もしなくても残り1人になっていた。逃げようとしてたので先回りして倒しきる。


「よ〜し勝てた。結構楽しいなこのルール」


「ナイスう!楽しいし撃ち合いの練習になるよ!」


しばらくこのモードを回しててもいいかもな。いつも同じやつだと飽きるかもしれないし、こういう新鮮なので遊ぶのはいいかもしれない。


「元からあったけどね」


「あれ、そうだっけ……」


知らなかった。元からあったんだね……


「ほんとにウルフくんって不思議だよね。ゲームの腕は凄いのにゲームやってれば誰でも知ってるような事を知らない時があるんだもん」


「全然ゲームをやってない証拠ですね……」


もっと色々知らなきゃな〜。いつも自分がやっていることだけじゃなく、他のやってないこともやってみるようにしなきゃね。


「もっかいいい?」


「気が済むまでどうぞ。付き合うよ」


「それだと一日中やることになるよ?」


それは勘弁して欲しいな。流石に一日中は疲れるしそもそも寝ないといけないし。


「冗談だよ。さすがに一日中ずっとゲームは疲れるもんね。」


「途中で辞めること間違いなしだよほんとに。体に良くないからやっちゃだめ」


「でも24時間放送とか考えてるんだよね。かなり疲れるだろうけど楽しそうだなって」


最近なんか色々と考えてたのはもしかしてそれもあったのかな。


「途中でご飯の休憩とかそういうのをちゃんと入れれば行けるんじゃない?終わったあと休めばいいし」


「だよね!…一緒にやる?」


「いや〜流石に24時間はちょっとなぁ……1部分だけならいいけど」


24時間も俺がボタンの放送に出てたら、ボタンのリスナーは邪魔だてめぇ!!!って思うだろう。


もちろん好意的に受け取ってくれるリスナーも沢山いるだろうが、全員が全員そうでは無い。いわゆるガチ恋勢と言うやつだな。


「そっか〜、じゃあその時は容赦なく出てもらおうかな。」


「程々にお願いしますよ……」


そんな話をしていたらアリーナ2戦目がマッチングした。


「そういえば話変わるんだけどさ、ウルフくんってぺックスしかしないの?」


「いや?別にそんな事ないし他に面白いゲームあるならやるけど…」


「FPS以外のゲームやってるのあんまり見ないしイメージ無いよね、もう…」


確かに本当に一番最初にやったホラゲーとかりんさんとのコラボでやったやつぐらいか?


確かにいつも同じゲームだと見てる方も飽きるかな?


「久しぶりにホラゲーでもやろうかな。幽霊の種類を特定するやつとか楽しそうだし」


「あ〜確かに楽しそうだよね。私も気になってたやつだ」


「じゃあいつかやってみる?一緒に」


何となく誘ってほしそうな雰囲気が出ていたので誘ってみる。たまには俺の方から誘うのも大事かなと思ったからだ。


「やる〜!けど、ウルフくんの1人のLIVEを見るのも私好きなんだよね…どうしよ……」


・まず1人でやってもらって、その後で一緒にやれば?


「ナイスコメントだ!そうしよ!」


「はいはい。ゲームの準備しなきゃね〜」


「あ、ゲーム始まってたしやられたし!!」


「画面はちゃんと見ようね、だから動いてなかったのか…」


3分前に始まりましたよボタンさん。話すのに集中しすぎだって。


流石に負けると味方のもう1人に申し訳ない所だったのだが、味方が上手くて何とか勝てた。危なかった。

ハロウィン近いの忘れてました。…番外編か何かでハロウィンパーティーみたいなの出そうかな……


それではまた次のお話で会いましょ〜

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