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第10話〜コラボ編1〜

コラボ回、1話で書き切るつもりだったんですが分けることにします。


それではどうぞ

「こんばんわ〜!」


「こんばんは、みんな」


今日はコラボ当日だ。みんな楽しみにしていてくれたようで俺のコメント欄ですらかなりの盛り上がりになっている。


かく言う俺も楽しみだし。


それから、俺の事務所所属が決定したことはこの放送の最後に発表することになっている。


「今日はコラボ会だよ〜!みんなも楽しんでね〜!」


「お〜」


「ウルフくんがのってなくてどうするの!」


【コメント欄】

・緊張してやがる

・まぁ推しとだもんな

・頑張れ〜!


「テンションはあがってるけどどうしても緊張がね…」


「これからも関わるんだから慣れてね?」


「善処します。」


「うんうん。じゃあ早速ゲームの方やってこうと思うけど…ルール、わかる?」


「まぁなんとなくは?そこまで詳しいわけじゃないですけど」


「なんとなく分かってればおーけー!もうパーティ組んでるし…そうだね、まずはデュオに行こっか」


今話題のゲーム、フォートぺックス。広いマップが徐々に狭くなって行き、最後の1チームまで生き残れば勝ちのバトルロワイヤルゲーム…というのは知っている。有名だから。けど、そこから先は何も知らないんだよな……


「分かりました。お任せします」


「何かあったら頼りたまえ!」


【コメント欄】

・後輩に姉貴風を吹かせるボタン

・ボタンちゃんこのゲーム普通に上手いし

・ウルフが弟……


「誰が弟やねん…」


「なんで関西弁?……あ、始まった!」


「お〜、こんな感じなのか。絵が綺麗だ」


「グラフィックいいよね〜。さ、降りるよ!」


なるほど。飛行機?みたいなやつから飛び降りるのか。これで好きなところに飛び立てよと。


「ここだと周りに人がいないからゆっくりあされるかな」


「なるほど…周りに人がいると降りてすぐ戦わないと行けないのか。お、なんかある」


武器だ。…んーと、ショットガン?なるほど、これは近接用かな?


「ウルフくんは武器どんな感じ?」


「アサルトとショットガンです。」


「お、バランスがいい。さすがだね…」


まあ、遠距離から撃てる武器と近付かれても戦える武器と持ってた方がいいのかな?と思ってなんとなくそうしただけなんだけど…。あってたようで何よりです。


「お、早速敵居るよ!みえる?こっちの方角なんだけど」


「え?…あー、確かになんか動いてる奴いる。」


「あれこっちに気付いてるね。撃ってもいいよ!」


そう言われたのでアサルトを撃つ。お、何発が当たったな。


「何発か当たりましたね。」


「よし、今のうちに詰めちゃお!回復されないように!」


なるほど、相手に回復の隙を与えないと。確かに回復される前に倒した方が有利だ。…っと、いた。


「え〜い!え〜い!…お、倒せたね!」


「なるほどこうやって倒していくのか。勉強になる」


「AIMがいいねウルフくん。センスあるんじゃない?」


【コメント欄】

・よう当たる

・相変わらず初めてとは思えん操作

・俺が初めてやった時こんななめらかに操作できんかったぞ



「AIM?とはなんです?」


「敵に照準を合わせるってこと。」


「なるほど。」


【コメント欄】

・素で知らんかったっぽいな

・さすウルフ

・AIMはまあたまたま上手いやつもいるから…(震え声)


「あれ?今こっちの方に敵いませんでした?」


「え?…あ、ほんとだ!良く気付いたね!バレてないから近付いて倒しちゃおうか!」


その後も


「お、いるね。いける?」


「ええ、行きましょう」


という具合でいい感じに敵を倒し続けることが出来、残りの敵はあと2チーム。

順調に緊張もほぐれて雑談するぐらいにはなった。


「ウルフくん何歳?」


「何歳だと思います?」


「んー20歳ぐらい?落ち着いてるよね…」


「まあ秘密ということで…」


【コメント欄】

・教えて!

・謎に包まれた…

・教えてください!


「年齢秘密はずるいよ〜」


「まあまあ知ってもそこまで旨みないじゃないですか。」


「む〜。じゃあ好きな食べ物は?」


「なんでしょう……好きな食べ物か、肉とか?」


「狼っぽいね」


「ボタンさんの好きな食べ物はあるんですか?」


「私は生ハムとか…」


「肉食の花…」


「肉を食べる花があってもおかしくないでしょ!」


【コメント欄】

・狼だから肉が好きと…

・でも確かに野菜食べてるイメージない

・確かに


「失礼な。野菜も食べるわ。」


「健康志向でいい事だね。…お、他のグループが戦ってるね!行ってみよっか!」


「そうですね。横槍入れちゃいましょう」


その後コメント欄を見て知ったが、この他のパーティが戦ってる隙に自分たちが攻撃して倒すのを漁夫と言うらしい。漁夫の利を得る、から取ってるんだろう。


「お、危ない危ない当たる当たる。」


「あの子何気にノー被弾なの強いよね…」


「被弾した方が安全な場合は被弾しますけどね…」


「さらっと凄いことを。お、あと一人だよ!」


「お、あの人か…おっ!!!」


「わーい!チャンピオンだね!」


「初戦で1位は嬉しいな。ありがとうございます、ボタンさん!」


「いや君が凄いからだよ〜!!」


【コメント欄】

・流石

・さすウルフ

・チャンピオン記念 2000円


「おお、初めてスパチャ貰った。ありがとね!」


「おめでとう!…私もしれっと送ればよかった」


「止めてください、嬉しさで心臓止まるので…」


「蘇生してあげるから安心して」


「止める前提なんですか…」


「どうする?もう1回ぐらい行く?」


「そうですね、行きましょう!!」

それではまた次のお話であいましょ〜

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