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第1話 どちら様ですか?

前に書いてた作品がブックマーク数100超えたので新作!


このあと時間はバラバラですが2つぐらい投稿しますので気になったりしたらブックマークお願いします!


それではどうぞ!

俺、佐久間優成(さくまゆうせい)に居場所はない。


「ああ?もうお前のようなゴミ、学校に来ないでくれるか?」


「君と関わるとろくな事がない。消えてくれないか?」


「あんたみたいなやつとまともに遊んでやると思ってるわけ?」


学校に登校してもこうやって言われるのは当たり前。家に居ても


「あんたみたいなのがいるの、ほんっとうにありえないわ。」


実の親にしてこの言葉である。だが、そんな俺にも唯一と言ってもいい癒しはある。それが…



「お、始まった始まった!」


それが、歌い手兼VTuber の蒼花(あおはな)ボタンだ。俺は日々、彼女の動画やLIVE等を見ることで生きる活力を得ている。つまり、彼女は俺の生きる力そのものなのだ。


「今日は歌LIVEか、2時間もぶっ通しで歌い続けるなんてすごいな…」


彼女はVTuberであるが、同時に歌い手でもある。元は歌い手として動画投稿サイト、サイチューブに投稿して人気を獲得していた彼女だが、1年ほど前からVTuberとしても活動を始めた。

ちなみに、その声の良さと可愛さ、面白さやゲームの腕前から絶大な人気を誇っており今ではチャンネル登録数が150万を突破した。


「いえーい!みんな〜!今日は2時間思いっきり歌っちゃうよ〜!初めは今有名なこの曲から!」


そう言って有名なアニソンの曲が流れ始める。この瞬間だけは、人生で楽しみを感じる瞬間だ。



「今日も見てくれて、ありがと〜!!!」

【コメント欄】

・いえーい!

・今日も最高だったぞ〜!

・好きだ〜!


コメント欄も盛り上がってるな。かく言う俺も大興奮だった。やはり彼女の歌は神秘的で聞いてる人を魅了する力がある。それに何より癒される。


「じゃあ今日はここでLIVE終わりにするね、ありがとう〜!」


【コメント欄】

・お疲れ様〜!

・おつぼた!

・おつぼた!


おつぼた、は彼女の枠が終わる時に言う言葉だ。お疲れ様、ボタンの略だ。…にしても、終わってしまったな。


LIVEだけが癒し、つまりそれだけが生き甲斐というか生きてる意味の俺にとって終わるというのはあまりに虚しい。録画見ろよという諸君、LIVEはLIVEでしか味わえないものだってあるんだぜ?


…そうこう考えているとクソ親が帰ってきたようだった。何も言われない日はラッキーだし、何か言われたとしても言われるだけで済むのまだいい。暴力振るわれることだって余裕である。


今日は何も起こりませんように…と思っていたらどうやらお風呂に入ったようだ。あ、ちなみにうちは母子家庭…父親は母親に愛想つかして俺が1歳の時に離婚したそうだ。以来母親は男を取っかえ引っ変えして遊んでいる。そう、遊んでるんだ。


借金があるのかは知らんが、あったとしても男の方に擦り付けているだろう。そういうやつだ。俺の養育費が父親から払われているようなことは聞いたことがあるがそれにしては俺には一切金を払わない。遊びに費やしているんだろう。


…っと、そんなことを考えてる暇はない。公園に行って寝静まるかベッドに行くまで時間を潰さねば。


そうと決め、俺はさっさと家を出て近くの公園まで移動する。夏とはいえ今日は風が強いから寒いな。


にしても、いつまでこんなクソッタレな人生が続くんだろうな。そんなにいなくなって欲しいなら最初から産まなきゃ良かったのに。


あの〜、聞こえます?あの〜?


ああ、ついに幻聴まで聞こえるようになった。俺の人生もここまでなのかな?


「あの!幻聴じゃないですよ!ここにいますよ〜!?」


「やけにハッキリときこえる幻聴…だ…な!?」


あまりにもうるさいから顔を上げると…そこには!?




黒髪のめちゃくちゃ綺麗な女の人がいた。…isどゆこと?

こっちも余程のことがない限り毎日投稿は頑張ります

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