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八剣魔王伝〜奏日女護国物語〜  作者: ふくふくろう
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真澄大僧正

今回も説明会ですがよろしく


唐の後に黄が建国されて随分経ちますが、日ノ本のみなさんは今でも唐、唐いってます。

故郷には帰れないが僚には会ってみたい人が一人いた。

都から少し離れた二神山の中程に黄国から来た僧侶が開いた唐願寺という密教の寺があった。

そこに真澄と言う黄国から仏教を教える為にやって来た僧侶がいた。彼は日ノ本の仏教宗派の一つ密教で大僧正という位を頂き日ノ本で活動している。密教も元々は黄国から古く唐と呼ばれているころに伝来した。


真澄大僧正は僚がスパルタ卒業後に下に配属されたパラスの剣士飛燕の種違いの兄である。


ポリスはパラス・ミネルヴァ女神を信奉し、女神の名の元666の悪魔を祓うべく888の剣があった。パラスの剣を授与されたものはパラスの剣士レギオンと呼ばれた。レギオンがその剣を振るうと100人以上の戦力があり一人で軍隊と

対等に渡りあえた。そのレギオンを養成するのがスパルタという機関でありまた、学問や魔法を教える機関をアカデミアと言った。

僚はポリスの伝統通りに両方でまなび実施訓練として飛燕の下で修行した。

飛燕は悪魔より悪魔らしい戦い方をしたが部下の死亡率は低かった。自分が生きているのは飛燕のおかげだと僚は思っている。

飛燕の下で2年修行し同じく修行していたものはレギオンになったが飛燕は何故か僚には短剣を与えた。そして倭国に帰れと言う。倭国には自分の父親違いの兄がいるから機会があれば会えばいいと伝えた。

僚はそのままレギオンになり悪魔と対峙すると思っていたので拍子抜けした。拍子抜けしたが故郷に帰れるのは嬉しかった。もう二度と帰れないと思っていたからだ。


真澄大僧正に面会を申し出ると二つ返事で了承を得られた。会うと飛燕の兄だけあってよく似ていた。ソックリと言うわけではなく面影がありああ血が繋がっているのだなと思った。

悪魔のような飛燕に比べ大柄だが仏のように柔和な真澄。似ているが対象的だ。

飛燕にはこれまた父親違いの弟がいて一度合ったことがあるが飛燕にも真澄にも全く似ていない。女性のような顔立ちで大変な美少年だった名前は月と言ったような気がする。

 そんな事をつらつら思い出していた。


「安達太良村の僚とか言ったね。

飛燕の弟子だったのか。なるほどなるほど。

あの子とは私が日ノ本に渡る前にあったきりでもう10年以上会ってないんだよ。

きっと大きくなって立派なレギオンになっているんだろうね。うんうんよく来てくれた。」

と懐かしそうに目を細めて言った。

「それとね、この寺からも私を含め3人、宮様に随行することになっているんだよ。君も一緒で嬉しいよ」

さらにそう真澄が告げた


真澄は大僧正として女三の宮が生き神といて祀られるのを見届ける役目らしくお付として修行中の僧侶連雀と身の回りの世話をする当麻が行くことにっていた。

その二人も同席しており、真澄がボリスの話を質問するなど当たり障りない会話に終始し初めての面談は終了した。


真澄は本当に穏やかな人で面影があるとはいえあの飛燕の兄とは思えないほど柔和であった。

それにしても僚は常に飛燕と比べて飛燕ならなどと考えてしまう。

だから飛燕からも「俺から卒業しろ」と言われていた。

続きは明日アップする予定です。

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