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ひこうき雲とミルクコーヒー

作者: 白夜いくと

朝が起きた頃

窓際に黄金こがねの光が差す

カーテンを開けると青天が笑っていた


空に線をえがくひこうき雲

白いファスナーみたいだ


こんなに綺麗な空だもの

何かを隠しているに違いない


虹の架け橋

天国への道


あったら素敵だね


考えながらコーヒーを飲む

あちち、と舌を出し


たっぷり入れたミルク

雲のように重なった


食パンにバターとジャムを塗る

黄金の太陽に照らされ良い気分



もう一度空を見上げたら消えていた

ひこうき雲が消えていた


誰かが開けたのかな

空のファスナー


マグカップの中でミルクが回る

等身大の私が飲める雲は、仄かに甘く苦い

コーヒーの味


空の味は分からないけど

こんなに綺麗だもの

何かを隠してるに違いない


そう思いながら飲むコーヒーが

堪らなく美味しい

最後まで読んでくれてありがとうございます!

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― 新着の感想 ―
 開いた文字にもお洒落な響きが溢れ、描かれる空模様や心模様がカフェテラスに彩られ、珈琲カッブを覗き見ればカフェマキアートのようにも映る、ミルクの味わいが苦味を奏で気分のほっとする詩ですね♪
 朝の静かな空間が描かれていていいですねえ。私もコーヒー好きなので共感しました。   何かを隠してるに違いない  ↑この一文が特に好きです。
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