表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

僕は文豪。第一部、小説家志望の僕を「四十代無職」にカテゴライズしないでくれっ、僕は小説を書きたいから働かないだけだっ!!

作者:高口爛燦
 主人公刃櫛 書(はくしかいと)は、小説家を目指している。
「僕は、現在四十六歳。今まで自筆小説を大手出版社に応募しているものの、全く芽が出ず、最近になって同人誌即売会に席を出すようになったんだけど、、、でも僕のブースで閑古鳥が鳴く。
 僕は小説家の夢があるんだ。『働かない。働くようになったら負け』が僕の信条だ。僕は腐っても小説家の自負があるんだよ。
 そのうち気が付けば僕は四十代。家庭を持っている実弟に応援なのかな?それをされつつ、今までを親の年金の分け前で暮らしていた。まだ親の年金があるし、親もいるしのモットーで実家にいる。
 だが、急に親が家を出て行ってくれ、と僕に言い出した。
「四十六にもなって、そんな親にお金ばかり無心する子はいりませんっ出て行きなさいッ!!」
 ―――と。
 弟も親の意向に乗り、本気で行政や業者に頼んでまで僕を追いだそうとしてくる。家族が僕を追いださない条件は、せめてアルバイトでもしろ、だと―――!?
 ひえぇえええっやめてーっ家を追いださないでーっ
「っつ!?」
 しっ、しかもっ僕のっ大好きな僕の『嫁達』まで処分するだとーっ!?ひぃッお願いッそれだけはやめてぇーーーっ、僕の『嫁達』にだけは手を出さないでーっ、っと。
 そして、僕はお尻に火が点いたとき、ハッと我に返る。せめてバイトなら『負け』にならないよね?と。
 僕は、僕の大切な、僕の心の拠り所である『嫁達』を護るため、僕の『居場所』護るために、お金を稼ごう、っと。実家を追いだされそうになったとき僕は初めて、家族が『本気』であることを悟ったんだよ。だから、僕は初めて、僕が、僕自身が働くための仕事探しに。
 引きこもりや長期に亘る無職は即戦力になりません、と『正社員』を断られ続けるも一つの非正規雇用先を見つけたんだ。そこは港湾地区にある一つの倉庫だった。『前にいた茂部影より使えねぇ奴』(←「茂部?誰だよそいつ。僕は前にいた人なんて知らないよ」)と先輩今池悠介くんこと、今ちゃんに僕はさげすまれ、その倉庫で時給千円のバイトをしながら僕は『小説家たる僕をバカにした奴、バカにしている奴らを小説で見返してやる。自分の夢を諦めてあくせく働いているお前達のほうが、負け犬だ』、啖呵を切るぜ、と。そこで僕の話は完結?そんな僕のはなばなしい出世話?だ」
第一章 僕の決意。―僕は絶対に売れっ子作家になってやるっ!!―
第二章 ―僕の出陣、僕の戦いへと向かう戦士の心は昂揚感と亢奮に満ち溢れ―
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ