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第三層

「なにそんなに怯えた顔をしなくても君を殺すつもりもないさ」


「君達地球人には居てもらわないと困るからね」


「君達には僕──」


は?君達地球人?

こいつはじゃあ地球人ではないのか?

じゃあ宇宙人かなにかか?いや、まさかとは思うが異世界人だったりして。


「ん?そんなに怪訝な顔をしてどうした?」


「あぁ、なるほど僕は君達のところで言うところの神様だよ」


「は?」


「そんな、何言ってるんだこいつ的な顔をしないでもらいたいね」


いや、まてさっき声に出してたっけ

なんで考え──


「なぜ考えてることが分かるかなんて君の思考を覗かせてもらってるからだよ」


思考を覗いている?


「そうだよ。君が今何を考えてるかをね」


「例えば今先程まではここから逃げれない事に対し絶望をしていた。今は僕に対して自分を神様等という精神異常とかだね。」


「いやいや、そこまでは考えてない!」


「まぁ、そんなことは置いておいて君を外に出してあげるよ。」


「い、いいのか」


「もちろんいいよ。ただしいつか僕を楽しませてくれよ」


「どうい──「それじゃあね。また会おう」」


目の前の景色が瞬時に変わる。


「君はどこから?いや君!早く避難しなさい!」


『ダンジョンの系統は神殿型です。近隣の方は速やかに避難してください。繰り返します。ダンジョンの系統──』


「早く逃げないと危険だぞ!ほら早く!」


俺は警察に手を引かれ避難させられる。

避難場所は俺が通っている高校だった。


「「(ケンちん)!!」」


「大知、加奈」


「お前大丈夫か!!」


「何が起きたか俺も分からなくて」


「ケンちんダンジョンで出来た地面の割れ目に落ちたんだよ!」


「お前ほんとに死んだと思ってたんだからな!」


「イッチー、ケンちんあのダンジョン神殿型って言ってたけど大丈夫かな」


「正直言うと何も分からん」


加奈と大知が会話を続けている最中俺は自分の目の前に表示された謎の画面を見つめる


神に選ばれた者

???神にダンジョンを攻略し自分を楽しませる事に選ばれた者。

効果

ステータスを見ることが可能になる。

経験値25%up


ははは、なんだよこれ

どういうことだ───


そこで俺の視界は暗転した。


「「(ケンちん)!!」」

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