【登場人物など】第3章のあれこれ
【登場人物など】
・クラウドホース公爵 50代 173㎝
元コメディアン兼司会者。陽気で気配り上手な人柄で、地域行事などの司会を自ら買って出ている。
・彫師 60代後半
クラウドホース領に工房を構える彫師。彫刻の腕もさることながら、合金の割金を比率を色味や重さ、手触りなどで当てることが出来る、大変腕のいい職人。
・コリン
彫師の孫息子。娘夫婦の忘れ形見。
素直で子どもらしい男の子。
・リーダー格の男 30代後半~40代前半
見た目は穏やかそうな男。名前のない犯罪集団のリーダー格で沈着冷静。
近隣諸国で犯罪をくり返し、移動しながら暮らしている。
今回は平和ボケしている(?)と思われるエストラヴィーユ王国の国宝・初代の肖像画……の、額縁の金をいただくために入国している。
・ジェイド公爵 60代 身長・体重非公表
エストラヴィーユ王国屈指の実業家でもある。他の個性豊かな公爵と比べると、真面目そうなおじさんに見えるが、「経済の父」と異名で呼ばれるかなりの敏腕実業家である。
【地域など】
〇クラウドホース……王国の北西部に位置する領地。高い山岳、湿原、温泉や綺麗な清流などの大自然に恵まれている。
近隣にある他貴族の領地も合わせて『クラウドホース地方』と呼ばれることもある。
・ル・マレ……フランス語で湿地。他領に跨る大きな湿地帯。四季折々素晴らしい景色を見ることが出来る観光地。
・ロートブルク山……クラウドホース領にある山のひとつで温泉街が近くにある。
・オ・キ・リコミ……幅広の麺と野菜や肉などを煮込んだ滋味深い郷土料理。
・クラウドホース風トリッパ煮込み……新鮮なモツと地元の根菜、豆や麦などから作った調味料と砂糖などを加えて作る茶色い煮込み料理。お酒によく合う一品。
・焼きマントゥ……大きなパンのような『マントゥ』を串に差し、甘じょっぱい味付けのタレを塗り焼いたもの。
・コンニ・ャク……コンニ・ャク芋を主原料とした加工品。ゼリーのようなプルプルで弾力のある触感の食べ物。煮物などに使われる。
・峠の釜ライスベントー……有名なお弁当
〇フォルトゥナ……王国の中央・やや西寄りに位置する領地。領地の東側に平地が多く、西側は山岳地帯になっている。領地の南東部に様々な工芸品や工業の工房街が集中している。
近隣にある他貴族の領地も合わせて『フォルトゥナ地方』と呼ばれることもある。
・ヴィオレント川……フォルトゥナ領からオステン領に向かい流れる川。グランヴァリ川に比べ細く短いが、工房街近くを流れることもあり、商業関連の人間に多く利用されている川。
・リオ・エクセデール……古い町並みが有名な観光地。
・コインフライ……コイン型のおから入りコロッケのようなもの。腹持ちがよい。
・甘芋スイーツ……甘い味の芋を使ったお菓子の数々
・グリーンティ……フレッシュな風味のフォルトゥナ名産のお茶。紅茶と違い発酵させていないので、フレッシュな味と香りを楽しめる。