表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/10

正気を失った猛毒は道ずれにする事を忘れない

 もう10キロ位歩いて来ただろう。

「はらへった!」と言う叫び声も虚しく消えた、

 

 いい加減にそろそろ空腹が無視できなくなってきた。残りのドライフルーツを頬張る。


「うまい美味い! けど、ドライフルーツの残りがもう無い。狩りをしないと行けないのか?」


 竹林の出口まで残り20キロ位もある。狩りをするにも幻毒の竹林内の植物や動物は流石に食べれない。(解毒出来ない毒が入っている可能性があるから)


 この小腹で少なくともあと20キロも歩く必要だ。

「さっきは毒で死にそうになり、今は空腹で死にそうだ。最初の関門はもうちょっと楽でも良くないか?」


 しかし愚痴を言っていてもノーリーズンなので、結局歩き始める。






 20キロ程歩いただろう。しかしながら出口らしい出口は見えてこない。進む方向を間違えたかもしれない。

「いや、俺に限ってそれはないか?」 昔から方向感覚は良かった筈だ。

「それにさっきもこの道を歩いた気がするのは俺だけだろうか?」本当にこれは感じている。だが感覚で20キロ歩いたと言う感じなので、もう少し歩いて見る事にした。




「おいおい流石にもう40キロは歩いたと思うし、またこの道!? 何度この道を歩けばいいんだよ!」

 それに腹が減った来た。肉が恋しい。あまり肉は食べない性格なのに、こう食べれなくなると、食べたくなるものだ。


 これは何か原因があるはずだ。原因究明を急がなければ、


 だがシールドによって魔法はシールド以外は使えない。原因究明程度の事でさっき見たいな事になるのは御免だ。どうしたもんだが?


 あっ、と閃く。素晴らしい閃きをしたらこんな呆気のないものなのか?


 その内容は、シールドにわずかな穴を開ける。そして幻毒が入ってくる前にシールド内の気圧をシールドの外より高くし、外の空気を入って来ない様にする。 こうすれば気流により幻毒が入ってくる事は無い。

最高のプランだ。早速やってみよう。


 まず最初は、索敵魔法を使って見る。


 何も無かった。流石に敵では無いのか、


 次に、自分に感染呪術な無いかと思い、身体の中で空間異常が起きて無いかと調べて見る。



 結論から言おう。あった。


 原因は竹林の中の空気に含まれている幻毒だ。さっきのファントムオオサソリ戦で、シールドを解いた瞬間に幻毒に感染し目眩に襲われ、その効果だそうだ。

 つまり幻覚のせいで変な道を見せられていて、道を強制的に間違わされた。と、言う訳だ。


 幻毒は幻覚、幻聴を引き起こす危険性があると言わていだが、この時は幻覚、幻聴は発症しなかった。それが今発症したと言う事だ。


 それを知った俺はすぐに解毒魔法を自身に打ち、その瞬間、目の前の世界が変わり、そして気づいた。


「ファントムオオサソリと闘ったところから1歩も歩いてないじゃん」 そうまさかの歩いていた事も幻だったと言う訳だ。


「結局あと20キロも歩かないと行けないのか? はぁ〜 疲れる」

ただ体力消費も幻だったらしく、体力を80パーセント程回復した事を感じた。(戻ってきた。と言う方が正しい)けれども腹の満たしまでは来なかった。(正直体力より腹の満たしの方が戻ってきて欲しかった)


 そして消えた20キロを取り戻すべく、また歩き始める。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ