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魔法を使わない世界最強の魔法使い

「また来たぞ! マグナ・カルタ!」

「どうした、罪を償いに行ったんじゃないのか?」

「あぁ、罪を償いに来た! お前を倒すと言う!」

「お前は、魔法以外の倒す術がないじゃないか、

なんども言うが、私はあなたが魔法を使うと私は強くなるのだぞ」


「知っているよ、だが、昔までの俺はもう居なくなる。俺はこの禍太刀(まがたち)を使って、お前を倒す! それから、俺はこれから一切魔法は使わない! それが最善の償いだ!」

「そうか、ならば私も真っ向から勝負しよう!」

「そうしてくれると、ありがたいぜ!」



戦いが始まる。


その瞬間、大量の業火が空から地からと、出てくる。

「こいつ、本気で俺を殺す気でいる」


俺は剣術など一度もやった事がないが、何となく身体の使い方がよく分かる気がする。なんか、この刀が教えてくれる見たいだ。


俺は鞘から抜く事無く、マグナ・カルタに向かって真っ直ぐ走る。 それにつられて、降って来る業火。しかし俺はそれに怖気付くことなく、走り続ける。


周りは既に火の海、いや、炎の海だ。

地面から、まるで、これが自然の森羅万象と、語りかけて来るように、出てくる炎。空は黒く、昼さえも、寄せ付けない様な暗さだ。周りの明るさは、炎で照らされている。そのお陰で周りが良く見える。


「そろそろ近い」 鞘に右手を近づける。

「まだ、抜く時では無い」極限まで、抜き出すのを待つ。


「そろそろ終わりだ」 そう相手が言い放った瞬間、

とてつもなく超高エネルギーの光が降って来る。


「放射線か!?」その光はこの世の物とは思えないほど青い。可視光を完全に無視している。


「最後ぐらいあなたにすごい力を与えよう。それは、絶望を見る力だ! 可視光線強制拡張!」


「この程度で絶望するとは思うなよ! 絶望するのはお前だ!」


しっかり狙って、極限まで集中する。


「この一撃が入るのは、お前だけだ!」

今まで人々が感じてきた、苦痛、悲しみ、災いを断ち切る力をこの一撃に溜め込む。


遂に鞘から刀が引き抜かれる。初めて見るその刀は、暗黒に光る様にも見えるが、確かな光明を放ち、これまでの、悪行、堕落、苦しみ、災いを断ち切る勇気を持った色をしている。


そんな、刀で切り込んだ刃は、マグナ・カルタの心臓であり、災いを生み出す中心部、黒く歪んだ所に、強く、的確に、美しく刃が入り込む。


「やったか?」

切られたマグナ・カルタは、色々な色の花弁を散らす。それはまるで散華の様に、



「遂にやったのか! この長い旅に終止符か、しかし、この旅で色々勉強したな。 沢山の悲劇に苦痛を体験して、俺は大きく成長できた良い旅だったな。 いや、まだ旅は終わってないな、故郷に帰って、世界一の肩書きを取り下げないといけない。それが終わって初めて旅が終わる。そして、今度はこの禍太刀で、誰かを守る旅に出るとするか」



そうして、本当にレオは本当に世界一の称号を取り下げ、街から離れた小さな集落に災いを断ち切る力を貸している。



人々は彼をこう呼ぶ。《禍断ちの獅子》と言う英雄として、






「と、言うのが1525年に大英雄として、名が高かった。レオ・ド・アクセルです。みんな覚えて行くように」


「えー、これで、教科書。094ページのレオの生き様の講義をしました」「起立、気おつけ、礼」


これは、世界一魔法が使える人が大悪魔を倒すと言うおとぎ話である。




《堕落した過去は別名、更生し成長した現在(いま)とも言う》

byのぎすけ

どうも、作者の、のぎすけです!


遂に最終回を終えたのですが、僕個人としてはですね、最初の第一作目と言う訳なのですが、


完成した時、やはり感無量になるもんなんですね!


どうでしたでしょうか、面白い、感動したなんて、言う風に思って頂けると幸いです。


さて、恒例の今作のワンポイント雑学です!


最後のシーン。「教科書094ページの講義でした」と言うシーンなのですが、あれはですね、

単純に、主人公、レオの偉業が凄すぎて未来の教科書に載ったと言う訳です! 分かりずらかったら、すいません。

まあ一応おとぎ話なので、昔感を出した言う感じです。


最後に、今作を読んで頂いて誠にありがとうございます!

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