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ぼくの詩集

作者: 桜井あんじ

雨がふる

洗濯物に 雨がふる

ぼくはそれを眺めよう

シトシト シトシト

無益だね

ああ 無益だね

意味なんか ないね

かえるのうたが きこえてくるよ


ぼくたちは プレイする

毎日まいにち プレイの連続

がくせいさんごっこ

りっぱなしゃかいじんごっこ

ちきゅうにやさしいごっこ

やさしいごっこ

へいわごっこ

にんげんごっこ

あと いろいろな ごっこ

ああ 真実なんて ないね


砂時計の砂

サラサラと サラサラと


しどろ もどろ

へどろ まぐろ とぐろ

そのひ ぐらし 


くるくるトチ狂った

トチトチトチトチ

時計の針が

トチトチトチトチ


はあ~

現実はそんなもんさ

ヨイヨイ

世界はこんなもんさ

ハイハイ


お降りの方は降車ボタンでお知らせください

はあい ピンポンピンポーン

ぼく降りまーす


あなたとわたし

仲良しになったら

そこからは

いつかくる

お別れの準備


さあ だから

始めよう

ずっと なんて ないからね


ばいばい バイバイ さようなら

砂上の楼閣は崩れおち

あとにはなにも のこりません

ハイ さよーなら さようなら


みなさん

ぼくはかみさまになるので

あとのことはよろしくおねがいします

では


なあんてね

あー あっぶねぇ あっぶねぇ

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