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escape from Distpia.  作者: 八雲 将太
12/15

妖狐の仙ちゃん

これは、ひょんなことからとある「世界」を背負ってしまった少年の物語。


少年の前に立ち塞がるのは「世界」そのものだった。



ここは、大事なものが抜け落ちた世界。


大事なものがなんなのかはわからない。


けれど、何かがおかしい世界。


なにがおかしいかはわからない。


しかし、何かがおかしいのだ。



異を唱えると徹底的に弾圧される。


今あることがすべてだという、そんなどうしようもない世界。



「この世界をどうにかせい!」と神様から銘を受けた少年の物語。


っていう設定になってるからよろしくー♪


と神様からものすごく軽い神託を受けた僕、、、と使い魔らしいキツネが一匹。



「やれやれ、父上にも困ったものじゃのう・・・」


しゃべった、キツネがしゃべった。


「なんじゃ?冴えない主様じゃのう。」


「主様?父上?なんのこと?それに君は?」


「落ち着け、順番に説明していくぞ?」


「まず、主様は言わずもがなじゃが、お前さまのことじゃ。


ちなみにお前さまよ、現状をどこまで把握しておる?」



「んー、世界を救え?」



「いぐざくとりぃ!完璧じゃ!だれか、座布団もってこい!」


・・・タヌキが座布団を運んできた。


「いいから座るがよい。長くなるからな!足は崩してしまってかまわんぞ?」



いつの間にか人型に化けている。



セカイを救えとかいわれても正直戸惑う。


なぜ僕なんだ?とか、そもそもパパ様って・・・?とか。


「パパ様は、この世界の創造主じゃ。


ゼウスとかイザナギノミコトとか呼ばれるかのう?


あ、わらわのことは仙ちゃんって呼ぶと喜ぶぞい?」



ん、思考を読まれている?


「神様じゃからな!」と胸を張る仙ちゃん。


とても中性的な顔立ちをしている。


「神界では性別と呼ばれるものが意味を成さぬのじゃ。」


少女にしても男子にしても美しい・・・。


「褒めても何も出んぞ?」


「お揚げさん」


「よし、任せろ!」


ゴゴゴゴゴ…


扉が開いた。

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