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結婚式

結婚式当日。

リリアーヌははじめてフォンテンバロー伯爵と顔を合わせた。


「なんて大きい人。」

これが率直な感想だった。

縦にも横にも大きなからだをした男性が

満面の柔和な笑みを浮かべて立っていたのである。



とても自分の結婚式とは思えない状態で

一日はどんどん進んでいく。


いつのまにか純白のウエディングドレスに身をつつみ。

いつのまにか髪を結いあげられ。

いつのまにか準備が終わり。

いつのまにかヴァージンロードを歩き終わり。

いつのまにか誓いの言葉をかわし。

いつのまにか...伯爵の唇がリリアーナのそれに触れていた。

そして、いつのまにか式は終わっていた。





夜。

もちろん新郎新婦にとっては初夜だ。

リリアーナは伯爵と同じ寝室にいた。


「夫婦になったのだもの。当然......。」

心ではわかっているものの、

体がどうしてもこわばってしまう。


はなれた場所に立ち尽くしているリリアーナを見た伯爵は、

「そんなにかたくならないでください。」

と人のよさそうな顔を曇らせた。


「あ、いえ。その、別に...。」

リリアーナは弁解しようとするが声の震えを隠すことができない。




ろうそくの炎だけが揺れていた。

それと一緒に二人の影も揺らめいている。

息の音さえも聞こえてきそうなくらいの静寂。








しばらくの間部屋から光が漏れていたが、

ある瞬間にあたりは暗闇に包まれた。









難しいです。。。

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