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音の妖精 ルクシア達の演奏に士気が上がる兵士達

野営地の夜。兵士たちが次々に歌声を重ねていく。笑顔と涙が火の光に揺れる


その瞬間――ルクシアたち5人の胸の紋が淡く光り、ふわりと小さな影が浮かび上がる


音に合わせて舞い出したのは、透き通るような羽根を持つ妖精たち。武器のために呼び出される怪物の姿ではない。柔らかな光を帯び、まるで音そのものが形を成したような、美しい本来の「音の妖精」


兵士たちには見えていない。ただ、ルクシアと仲間たちにははっきりとその姿が映っていた。妖精たちは歌に合わせて舞い、微笑み、涙するかのように夜空を漂う


レリアは小声で、震えるように「……見える? みんな……」


ルクシアは頷きながら、胸の奥にこみ上げるものを感じていた。「うん……これが……本当の妖精……」


妖精たちは演奏の旋律に包まれ、兵士たちの歌に祝福を与えるように舞い続ける。その光景は、ほんの一瞬だけ、戦場を楽園に変えていた。

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