「神を殺す」と王は言った。
千年続く神の加護が衰えゆくホラズム王国で、王太子ハリスの婚約者イセリナが「神の花嫁」として生贄に選ばれてしまう。愛する者を失いたくないハリスは彼女と共に王都から逃亡。一方、凡庸な王と思われていた国王カーマインは、息子たちを救うため、そして王国を神の軛から解放するため、前代未聞の計画を密かに進めていた。神権と王権、信仰と理性、千年の伝統と新しい時代の狭間で、それぞれの思惑が交錯する。果たして若き恋人たちの運命は、そして王国の未来は。
神託
2025/08/24 00:40
歯車
2025/08/24 00:40
人と神
2025/08/24 00:40
最後の贄
2025/08/24 00:41
エピローグ「人の夜明け」
2025/08/24 00:41