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第二十一話・第六節:光を喰らうもの

 光が弾ける。


 世界が白に塗りつぶされる。


 ——いや、違う。


 俺以外の”すべて”が、消されようとしている。


「これが”神の裁き”だ」


 アダムの声が響く。


 眩しすぎて何も見えねえ。


 だが、わかる。


 この光は、俺の存在そのものを”拒絶”する力だ。


 死者も、異能も、すべてを”原初の無”へと還す”神の力”。


 ——ならば、逆に利用してやる。


「……面白えじゃねえか」


 俺は”夜喰らい”を構え直す。


 “こいつ”は闇そのものを喰らい、力に変える剣——


 ならば、光すらも”喰らえる”はずだ。


 この”神の光”すらも——!


「喰らえ……“夜喰らい”!!」


 剣を振るう。


 光が俺に向かって収束してくる。


 “焼き尽くす光”と”喰らう闇”が衝突する。


 そして——


 闇が、光を喰った。


 アダムの目が、僅かに見開かれる。


「……なに?」


 俺の腕に、“神の力”が流れ込んでくる。


 身体の奥が熱くなる。


 いや、違う——


 これは、“光のエネルギー”を直接取り込んでいる感覚だ。


「俺は”死してなお歩む者”……」


 俺は剣を振り上げる。


 “夜喰らい”が、漆黒から”光を帯びた闇”へと変貌する。


「ならば、“神の力”すらも利用する……!」


 俺は、一気にアダムへと踏み込んだ。


 奴の”絶対領域”——光の加護を喰らい、踏み越える。


 奴はまだ”驚愕”している。


 その一瞬の隙を、俺は逃さない。


「“夜喰らい”——終焉ノ一閃!!」


 光を帯びた闇の刃が、アダムを切り裂く。


 閃光が迸り、アダムの身体を斜めに断つ。


「……バカな……この私が……」


 アダムが膝をつく。


 俺は”夜喰らい”を収め、奴の目を見下ろした。


「神だかなんだか知らねえが……てめえも、“負ける”ってことは理解しとけよ」


 アダムの身体が崩れていく。


 “神”は、ここに”終焉”を迎えた。

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