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第二十話・第一節:オリジン・コアの末端

 ダンジョンの奥へ進むにつれ、空気がまた変わっていく。


 ここはただの地下空間ではない。

 何か得体の知れない意志が、この場所を支配しているのを感じる。


 俺とエリシアは、長い回廊を進んでいた。

 壁には黒曜石のような紋様が走り、見えない脈動を発している。


「……蒼真。この先に誰かがいるわ」


 エリシアが静かに言う。


「ああ。待ち伏せか、それとも歓迎か……」


 警戒しながら歩を進めると、視界が開けた。


 そこにあったのは、異様な空間だった。


 天井はなく、どこまでも黒い闇が広がる。

 床は鏡のように光を反射し、どこまでも続いているように錯覚させる。

 中心には、巨大な祭壇が鎮座していた。


 ——そして、そこに立つ男。


 漆黒のローブをまとい、顔を仮面で隠した存在。


 背後で重厚な扉が音を立てて閉じる。逃げ道はない。だが、俺にとっては関係のないことだ。


「……ついに来たか、“最強の死者”よ」


 深く、低い声が響いた。


「オリジン・コアか」


 俺は問いかける。


 男は微笑んだように見えた。


「いや。我はその端末にすぎん」

「端末……?」

「真の主は、この先にいる。しかし——」


 男はゆっくりと手を上げた。


「ここで貴様を止めるのが、我の役目だ」


 次の瞬間、祭壇が震え、無数の黒い触手が空間を切り裂いた。

 周囲の影がうねり、怪物が生まれていく。


「ならば、力尽くで突破するまでだ」


 俺は闇の刃を呼び出した。


 男が低く笑う。


「さあ、始めようか。“進化のための戦い”を——」


 決戦の幕が上がった。

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