◇ 律季の爆乳ハーレムサバト(♡♡♡)
爆乳の人影が三つ、豪華なカーテンの向こうでゆっくりと服を脱いでいる。
俺はベッドの上にいた。白クマが余裕で寝られそうなほど巨大な、円い形のベッドだ。ピンク色の淡い照明と、小さな音量で流れるリズミカルな音楽が、いやらしい雰囲気を演出している。
黒いすべすべのシーツの上に置かれたおもちゃの王冠を持ち上げて、頭の上にのせた。パンツ一丁で王冠を被った姿で、期待に胸を高鳴らせて、カーテンが開くのを待つ。
「律季さまっ♡ 準備ができたぞ……♡」
「――うお……っ♥♥」
蠱惑的な低音ボイスとともに、カーテンが開かれて――その先には、絶景が広がっていた。
局部をギリギリで隠す面積しかない、金色のマイクロビキニ。短すぎてスカートの体をなしておらず、まるでパンティを飾るフリルのようになっている超過激ミニスカート――男に媚びまくりのドスケベ衣装をまとった、三人の爆乳美女が立っていた。
カーテンを開けたのは、三人の中でもひときわ胸が大きく、水色の髪と泣きぼくろがチャーミングな養護教諭レイン先生だ。その後ろに立って腕で胸をかばい、こちらをジトッと睨みつけている黒髪ロングの美女が、神社の娘で俺の先輩の炎夏さん。炎夏さんの親友にして、クリーム色の髪をしたボーイッシュ美少女の螢さんも、恥ずかしそうに両手で乳首のあたりを覆って、美脚をピーンと直立不動にしている。
圧倒的な視覚情報にぶん殴られ、俺は思わず正座のまま前かがみになってしまう。
そんな俺に炎夏さんと螢さんが、軽蔑するような視線を向けた。
「……なに興奮してんのよ、このスケベ♡ 君がこの衣装にしろって言ったくせに……♡」
「断れないからって遠慮ないのをチョイスしやがって……悪趣味にもほどがあんだろ、変態が……♡」
「――ううっ♥ す、すみません……♥」
「こら二人とも、駄目であろう? ……『あるじ様』にそんな口の利き方をしては♡
この部屋の中では律季は王さま、われわれはその下僕になるという約束であろう? 主君を『変態』呼ばわりする下僕がどこにいる。ほれ、ちゃんと謝らんか♡」
あざとすぎる「のじゃ」口調で、頭が湧いたような言葉を連発するレイン先生。しかしたしなめられた二人は「「……は、はい♡」」と素直に返事をし、しずしずと俺にお尻を向けた。
――そう。頭を下げるでもなく、謝罪を口にするでもない。金色のきわどいビキニがパッツパツに食い込んだデカケツを、こちらに突き出してきたのである。
もう完璧に調教済みじゃないか――俺は興奮に震えながら、左右に並んだ巨大なお肉に向けて、ゆっくりと手を振り上げた。
「さて、あるじ様♡ この不敬な下僕どもに、どうか正義の鉄槌を……♡」
「……は、はいっ♥ 失礼しますよ二人とも……♥」
――ベチンッ!! ベチンッ!!
「はぅんっ♡」「うぁ……っ♡」
「見事なお手並みです、あるじ様……♡ (ぱちぱちぱち♡) ほれ二人とも、反省したらちゃんと乳を見せんか♡」
「っ! そ、そうですよ……♥ いまのお二人は俺のモノなんですから、おっぱい隠しちゃだめです……! ご主人様に逆らった時は、どうやって謝るんですか……?♥」
「はいはい……♡ もう、律季くんってば……♡」「まったく、すぐ調子に乗りやがって……♡」
年上美少女二人のお尻をぶっ叩いて、レイン先生の拍手を浴びる。オスの優越感に腰が震えた。俺の調子に乗った態度に、二人もぶつくさ言いながらも怒る気配が無く、素直に両手を頭の後ろにやり、おっぱいを露骨に強調したポーズをとる。
「「ご主人様に逆らって申し訳ございません……♡ 心より反省いたします♡ おわびのワキ見せポーズで、このだらしなぁいおっぱい、心行くまで視姦なさってください……♡♡」」
「……♥ あ……あのっ、そのまま左右に揺れてみてほしいです……っ♥」
「ッ!? こ、このぉ……♡」
「いや、それは――さすがに恥ずかしいんだが……♡」
「――いいからせんか。あるじ様の命令であるぞ」
「そ、そうですよ……っ♥ 早く、早く見せてください……♥」
「……うぅぅぅ……分かったわよぉ、もう♡」
「くそぉ、おれたちより後輩のくせに……っ♡」
――どっぷん♡ どっぷん♡ ゆっさ♡ ゆっさぁ……♡
「う、うおおおおっ……♥♥ すっげぇ……♥」
「ふふ♡ あるじ様がご満悦でなによりじゃ……♡」
プライドの高い美少女二人がエロ衣装になり、俺の命令に逆らえず、下品なおっぱいダンスを涙目になって披露する。前のめりになってそれを凝視する俺の内腿を、レイン先生が「さわさわ♡」といやらしく撫でる。自分一人だけ高いところにどっかりと座り、好きな女の子たちに媚びられて、偉そうにしても咎められない。まさに王様気分だった。
俺の頭の上のおもちゃの王冠は、このベッドの上に限り、絶対の権力を示す証となる――それが、俺のハーレムのルールだ。彼女たちが俺に逆らうことは、よっぽど嫌でない限りは許されない。
しかし、あれこれと言いながらも、炎夏さんと螢さんの表情は、心の底からは嫌がっていなかった。年下男子におっぱいを揺らすのを強要されて、彼女たちは悦んでいるのだ。
「それでは、始めるとしよう……♡ 週に一度のフィーバータイム♡ 律季のためのスペシャルメニュー♡
『なんでもセクハラし放題の、王様ハーレムごっこ』をな……♡」
「は、はい……っ♥ 今日もよろしくお願いしますっ♥」
三人がベッドの上に上がり、レイン先生が後ろ手にカーテンを閉める。不機嫌を装った炎夏さんと螢さんだが、これからの行為を期待して、鼻息の荒さが隠せていない。むっつのメロンが俺の鼻先でたぷたぷと揺れ、食い込んだ金色の下品な水着が、果物のネットを思わせた。
炎夏さん、螢さん、レイン先生――全員、俺より歳が上で、全員俺より背が高くて、全員俺より顔がいい、魅力的な女性たちである。加えて、そこらのグラビアアイドルなど目じゃない爆乳を持っている。自分よりも生命体として優性であることを、相手に問答無用で理解させるような存在感を放っている。
――本来なら絶対に手の届くはずがないアルファ雌に、三人がかりでかしずかれる喜び。持ち上げてもらう愉悦。好き勝手セクハラできる優越感。
最高にたまらない状況だが、もちろんタダでこんなことをさせてもらっているわけじゃない。
俺が彼女たちにこんなことをしてもらえるのには、『理由』があっての事なのだ――が、今はこの時を楽しまねば損だ。
「週に一度って言う割に、最近どんどん多くなってないですか? 三日前にもヤったばっかりなんで、まだ体が痛いんですけど……」
「まったくよ♡ 律季くんがムラつくたびに呼びつけられて……♡ けーちゃんや私の身にも、なってほしいわ♡」
「仕方なかろう♡ わしらのおっぱいがデカすぎるせいで、あるじ様の雄々しい欲望を、むやみにイラつかせてしまっているのだから……♡ 悪いのはぜ~んぶ、わしらの方なのじゃ♡」
「うー……それは、確かにそうですけど……」
「なんで納得してんだ!?」
「だいいち、ムラついているのはおぬしもだろう? それこそ前回は、炎夏の方からヤりたいと言ってきたから、ご主人様も付き合ったのだぞ」
「はぁっ!? ホ、ホントか炎夏!?」
「なっ――ち、違うわ! 口に出しては言ってないわよ!」
「同じことじゃねーか!」
――ぷるんぷるんっ♡♡ たぷんっ♡♡ もっちぃ……♡♡
おっぱいが大きすぎて、目の前で普通にしゃべっているだけでも目の毒になる。全員四つん這いになっているせいで、爆乳が水滴状になって柔らかさをアピールしてくるのだ。ヒラヒラを見せびらかされる闘牛の牛は、きっとこんな気持ちなのだろう。
さて、今日は誰から犯そうか……♥ レイン先生の白い背中に襲い掛かろうか、それとも炎夏さんと螢さんのお胸を一緒に食べ散らかそうかなぁ♥ ――贅沢すぎるおっぱいバイキングを前に、俺が迷い箸のごとく下半身をうずうずさせていると。
「エイッ……とな♡」
「「――あっ♡♡」」
あざとかわいい掛け声と一緒に、レイン先生が「サイコロ」を投げた。
パーティーで罰ゲームを決める時に使うような両手で持つ大きさのダイス。ただしそれぞれの目になっているのは、「顔面騎乗♡」「乳首当てゲーム♡」などの変態プレイの数々だ。その中で今回出たのは――俺が一番好きな「おっぱい自己紹介♡」だった。
それを見た瞬間、炎夏さんと螢さんが雑談をやめて俺と目を合わせ、恥ずかしそうに顔を伏せた。レイン先生がニヤニヤと笑い、褒めて欲しそうな視線を向ける。炎夏さんが口をとんがらせ「……言っとくけど、ゲームでやるんだからね♡ あんまり勘違いしないでよ……?♡」と言い、ゆっくりと姿勢を正す。二人そろって俺の事をねめつけながら、うやうやしく三つ指をついてみせた。
「天道炎夏……♡ 歳は、ご主人様の2つ上の17歳です♡
ご主人様がたくさん揉んでくださったおかげで、『128cmのSカップ』になっちゃいました♡
いつも照れ隠しに文句を言っちゃうけど、君におっぱい好き放題にされるの、正直嫌いじゃないです……♡ 男を誘うこのドスケベな身体を、心行くまでイジめて……もっともっと、おっぱい大きくして♡ 君のこと本気で好きになっちゃうぐらい、快楽に溺れさせてください……っ♡♡」
「あ、秋月螢だ……♡ 歳は炎夏と一緒の17歳♡
女体化した当初より3cm伸びて、『125cmのRカップ』になったぞ……♡
ご主人様がめちゃくちゃ愛してくれるおかげで、男だったことを時々忘れてしまうほど、快楽の虜になってしまった……♡ これからもいっぱい胸を揉んで、今よりもっと大きくして……お前好みの雌に、調教してほしい……♡♡」
「雹冬冷音じゃ……♡ 歳は、あるじ様より8つも上の23歳……♡
わしのバストはちょっとすごいぞ♡ なんと『134cmのVカップ』じゃ……♡ もっともこのままでは、いずれ炎夏か螢に追い付かれてしまいそうじゃがのう♡
教師の立場で生徒にガチ恋してしまう、乳が大きいだけの色ボケ年増など……いくら好色のあるじ様でも、正直あまり気が進まぬかもしれぬが――胸だけでもがんばって育てるゆえ、どうかお傍に置いていただきたく存じますっ♡♡ ……でも、できたら置いとくだけじゃなくて、お嫁にもらって欲しいのじゃが……ダメ、かの……?」
「ッッッ~~~~~~~~~♥♥♥♥!!!!」
「「「ちゅぅぅぅ~~~~~~~っ♡♡♡♡♡♡」」」
炎夏さん、螢さん、レイン先生――三つのプリティな唇が、一斉に襲って来た。
左右の頬に炎夏さんと螢さんがチューの雨を降らせ、レイン先生がベロだけ出して口の中で絡めて来る。目の前が美女たちのキス顔で覆われ、頭の中がバラ色になる。
「んぅ~~~~~っ♡♡」「れろれろ……っ♡♡ んっ……♡♡」「ちゅっちゅっちゅっちゅっじゅぅぅぅ~~~~っ♡♡」
一つしかない俺の口を全員が奪い合う。ほっぺたが歪むほど顔でスペースを取り合い、二秒ごとに別の唾液を流し込まれる。
さっきまで不満そうだった炎夏さんと螢さんも、いざ行為が始まればこのがっつきようだ。
(うああああっ……♥ は、ハーレムベロチュー……っ♥ やっぱり炎夏さんのよだれ、美味ぁっ……♥♥ 螢さんが吸いつきすぎて、唇取れそうだ……っ♥♥ レイン先生の舌技で、わけわかんなくなるぐらいクルクルってされてるぅ……♥♥)
(テレパシーで聞こえてるわよ……いつにもまして気持ち悪すぎるモノローグね♡)
(いいんだぞ律季……♡ いっぱい味わってくれ♡ おれもお前のつばの味、大好きだからな……っ♡)
(は、はいぃ……♥ もちろんです螢さんっ……♥)
「りふきっ♡ きもひいいか……っ♡」
(いやっ――気持ちいいですけど、この状態でしゃべれるわけないでしょ先生!?)
逆に先生はどうやって、俺と舌を絡めながら声を出してるんだ? 唯一俺とテレパシーがつながっていないためか、人間技じゃないテクをさらっと習得している。
キスは俺がはじめてだって言ってたけど――本当は経験豊富で、俺は弄ばれているだけではないかと疑ってしまう。
(ううう゛っ……レイン先生のキス顔がきれいすぎて……! この色気で23歳ってホントなのかよっ!? 気が向いたらどころか、今すぐお嫁さんにしたいわ……っ!!)
「んむぅっ♡♡!?」
「……あ、ちょっと律季くんっ!?」
「ありゃー……完全に先生の方いっちまったな」
先生への愛しさが爆発し、ベロを絡めるだけでは我慢できなくなる。顔ごと迫って無理やり唇を押し付け、そのまま背中に手を回した。逃がさないようにがっちり捕まえ、結婚適齢期のオトナの美女の粘膜を、思う存分犯しはじめる。何度も何度も顔ごと押しこんで、しっとりした彼女のリップに必死で唇をこすりつける。
「んぅ……っ♡♡ むっ、く……っ♡♡ むふぅぅぅぅ♡♡」
「――ああもうっ、先生ばっかりずるいです……!!」
「ご主人様なら、おれたちのことも気持ちよくしてくれよ……♡ ほら、手を借りるぞ♡」
やきもちを焼いた炎夏さんと螢さんが両側から迫る。さっきまでは俺の方が逃がすまいと両手で捕まえていたレイン先生が、気づくと俺の背中に腕を回し、積極的に唇を吸いつかせてきていた。立場を逆転され、ドスケべなキステクに圧倒されてだらりと垂れ下がった俺の手を螢さんがとって――『『むんにゅぅぅぅ~~~~~っ♡♡』』
(うおおっ♥♥♥ お二人のおっぱいが片手ずつに……!!)
俺の手が導かれた先は二人の乳房。炎夏さんと螢さんの谷間に掌を押し付けられ、俺は無意識に指を思い切り開き、むっちむちの大福をわしづかみにしていた。おっぱいの温もりを感知した手が、反射的に二人の性感帯をもみくちゃにする。
「「ふぁぁぁぁぁぁ~~~~っ♡♡」」
ベロキスの気持ちよさで、口の感覚がなくなっていく。脳みそを容赦なく犯すキス責め快楽を逃がすように、激しく手を動かして二人のおっぱいをいじくる。その結果、新たに二人分の嬌声が耳に流れ込み、幸せの感覚が指先から手首までをビリビリとしびれさせて、余計に頭が真っ白になってしまう。
「あっ、そこっ♡ そこですご主人様ぁ……♡」「お願いだぁ、もっとしてくれぇ……ご主人様ぁ♡」「そのまま、やめないで……♡ わし……もうっ♡」
(うううう……♥ これ、やっばい……♥♥ 俺だけのハーレム、楽しすぎるぅ……っ♥)
掌が三人のおっぱいにせわしなく浮気するが、決して一度に全員のおっぱいを揉むことはできない。なぜなら、おっぱいが六つもあるから。三人の女の子を独占したせいで、二本しかない腕に六つのおっぱいが群がる。こっちの顔はひとつしかないのに、三つのおくちが絶え間なくキスをねだってくる。
カーテンを閉め切ったベッドの中に、甘い雌の香りと湿気が充満する。発情しきった女たちは、いまやこぞってセクハラをねだってきていた。マイクロビキニに乳首の輪郭がぷっくりと浮かび上がる。螢さんのブラの内側に染みがつき、「つつぅー……っ♡」と母乳が垂れてきている。
ご主人様と呼ばれながらも、奉仕しているのは明らかに俺の側になっていた。手が壊れそうになっても、おっぱいを揉まされる。息が続かなくなってもキスをやめてもらえない。脳みそが沸騰しそうなハーレム快楽が、いつまでたっても終わらない――
「「「ンッオオオオオオ~~~~~~ッ!!♡♡♡ イんッ……グぅぅぅぅ~~~~~~っっ♡♡♡」」」
――ああ……天国だ……♥♥
こんな爆乳ハーレムを味わえるなんて……本当に、本当に、『魔法使い』になってよかった……♥♥
「ぜぇっ……♥ ぜぇっ……♥」
自分の掌と舌で、三人が同時にイった――最高の瞬間を味わった俺は、その直後、糸が切れるように倒れ込んだ。
ハーレムぶちゅキスと乳揉みに夢中で、うっかり息を吸うのを忘れてしまっていたのだ。正直彼女たちの胸でなら、窒息死するのも悪い気はしない。ハーレムプレイに没頭するあまり、あの王冠も落としていたようだが、誰も気にしていなった。
半裸でぐったりする俺に対し、女たちの目に浮かぶ発情の気配は、いまだ冷める気配がない。むしろ欲望を増した淫らな視線を、俺に注いできていた。
「ちょっと、大丈夫なの律季くん? いくら気持ちよかったからって、酸欠になるぐらいちゅーに熱中するなんて――あーもう、マジでかわいすぎるでしょ♡ うっかり惚れ直しちゃったじゃないのよ、まったく♡」
「焦らずとも逃げるはずがなかろうが……♡ とっくにモノにした女相手に、必死になってがっつきおって……♡ ――おぬしはいったい、どこまで男らしいのじゃ♡」
「片手だけで乱暴にイかせやがって……おかげで完全にスイッチ入っちまったじゃねぇか♡ ――もう母乳噴いちまってるから、ちゃんと責任取ってくれよ……?♡ 『ご主人様』……♡」
――『ばるるぅ~んッ!』
――『ぼっいぃぃ~ん!』
――『ムッチィ……っ♡』
そんな音に続いて、俺の腹筋の上に『しゅるしゅる……っ♡』と何かが落とされた。
――汗や母乳で軽く湿り、濃厚なメス臭の染みついた金色の布切れ。彼女たちのメートル越え爆乳をついにさっきまで覆っていた、マイクロ金ビキニ。その三つすべてが、俺の腹の上にあった。
つまり、今の彼女たちの格好は……っ♥
「「「さぁ、ご主人様♡♡♡ 私たち性奴隷に、どうか次のご命令を……っ♡♡♡」」」
――ハーレム天国の夜は、ここからが本番。
ナマ乳をさらけ出した彼女たちに、俺は無言でダイブしたのだった。
以下、駄文
既存のハーレムラブコメ作品の主人公には、欲望が足りない。
「男は一人を愛さねばならない、二股をかけてはならない」――ただそれだけの考えで、自分を好いてくれている美少女たちのうち、大半を振ろうとするのは明らかにおかしい。「普通の男」と自称するタイプの主人公ならなおさらだ。今までの人生で女にモテなかった「普通の男」が、魅力的な女の子たちに何人も言い寄られて、舞い上がらないはずがない。むしろ全力を尽くして、この千載一遇をモノにしようとするはずではないのか?
つまり、「一夫一婦制だから」という理由は、大多数のヒロインを見捨てる動機としては弱すぎるのである。
それはキャラクター自身の言葉ではない。あくまでも製作者側が勝手に自主規制した結果でしかない。フィクションの中に「まともさ」など要らないのだ。
社会常識をチマチマと気にして、己に素直になれない――そんな男のどこに、ヒロインから好かれる説得力があるだろう? 自分の欲望を叶えるためなら、社会規範など知った事かと――むしろ俺が法律を変えてやると、それぐらい言って欲しい。
もし本気で一夫一婦制が正義だと思っていても、それを厳格に守るより、ヒロインたちを全員幸せにするために自分を曲げられる主人公の方が、かっこいいと――そう思う。少なくとも、「好きになってもらった責任」はとるべきだ。
「君なら自分よりいい男が見つかる」という言葉は、謙遜のようで、実は相手を見下している。「お前には男を見る目がない」と暗に言っているからだ。責任逃れを無駄に飾るよりも、「君にふさわしい男になってみせるから結婚して欲しい」と、勇気を振り絞って欲しい。
故に、この作品は、
・その気になれば男をいくらでも選べるはずの魅力的な異性から好かれるだけの説得力
・己と釣り合わないほどの美少女でも、むしろ全力で射止めようと努力する健気さ
・自分を好きになってくれたヒロインを全員受け入れ、幸せにしようとする誠実さ
それらを備えた「理想のハーレム主人公」を描くことを、テーマとする。
主人公にふさわしい男らしさも、等身大の情けなさもある少年として、「律季」を描いていきたい。
(とはいえ、基本的にはあらすじ欄通りの「スケベ少年がハーレムを手に入れていい思いをしまくる♡」話です。あまり考えなくても楽しめると思いますので、どうか温かい目でご覧ください)