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ひとめぼれ

「すみません。そこの河原で雑誌の撮影をやっているものなのですが、おトイレをお借りできますか?」

「あ、はい。どうぞ…」


 :

 :

 :


 そして彼女がトイレから出てくる。


「ありがとうございます。先ほどまで雑誌の撮影をやってたんですが、スタッフの手違いでトイレの確保ができてなくて…。一番い近いこのアパートを訪ねたんですけど、誰もいらっしゃらなくて…

 あの~。よろしければお礼をさせてください。…」


「あ、あの、たかがトイレで、お礼なんて…」


「わたしじゃ魅力ないですか?」と言うと彼女は羽織っていたコートを脱ぎ捨てる。


 水着だ…それもビキニだ…。

 水着グラビアの撮影だったんだ…。さすがグラビアアイドル、こぼれんばかりの胸元にきゅっと締ったウエスト、そして引き締まったヒップ。美しい…

 そして、彼女のビキニの胸の頂点が盛り上がっている。さらに彼女の水着のパンツが若干湿っている気がする。ウォシュレットの水滴だろうか。


 俺の股間もむくむくと盛り上がる。


「あの、さ、さわってもらえませんか?」


 震える手で触る。や、やわらかい。


「暖かい手…」


 恐る恐る湿っている箇所にも手を伸ばす。ちょっと粘り気がある…


 彼女から吐息が漏れる。


 これはいっていいのか?いけるのか?苦節うん十年。おれにも卒業の時が来たのか!?それもこんな美女で!!


 俺は恐る恐る彼女の少しテカったくちびるに口づけしようとした。その時…



「優佳ちゃ~ん」



 どこからか女性の声が聞こえる。


 すると、「あ、ごめんなさい。マネージャーが私を探してるみたい。行かなきゃ。本当にごめんなさい。近いうちにまた…」とだけ言って、彼女はコートを羽織って出て行ってしまった。


 そうだよな。そんなうまい話はないよな。

 でも、あんな可愛くてきれいな女性に触れたなんて…夢じゃないだろうか…。


 当然、俺はインターネットで彼女の水着グラビア画像を検索し、続きを妄想しながら放出した。

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