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修羅場(1)

 由愛ちゃんは、学校が終わると俺の家に入り浸るようになった。

 もちろん遊びに来るだけで済むはずもなく、都度、2回、3回と交わるようになり、

 由愛ちゃんの性感帯や技術も劇的に発達した。



「由愛ちゃん、さすがJKの肌はシャワーの水弾きがちがうね。」

「もっと由愛のこと、自由にしていいんだよ。もしSMとか好きなら、わたし、ぜんぜん平気だよ。」

「暴力とか、愛のない交わりは好きじゃないんだ。」

「それ、わたしの事、愛してるってこと?」

「もちろんだよ。」

「うれしい!」


「そ、そういえば、由愛ちゃんって受験しないの?」

「嫌なこと思い出させねないでよ~。こう見えても、成績はいいの。

 母子家庭だから国立じゃないと学費が厳しんだど、模擬試験では希望の国立はA判定だったし。」

「そうか。良かった。でも油断しちゃだめだよ。」

「うん。帰ったらちゃんと勉強する。だからずっとそばにいさせて。」



 ピンポーン♪


 俺たちが風呂から出て体を拭いているとチャイムがなった。


「はーい。ちょっとまってくださいね~」


 俺は慌ててパンツとズボンを履き、シャツを着る。そして由愛ちゃんを風呂場に隠し、玄関を開けた。


 ガチャ


「撮影の間にちょっと時間が空いちゃったので来ちゃいました。」

「優佳ちゃん…」


 いうや否や玄関に入り、俺にキスをする。

 そして、靴を脱いで部屋に上がろうとしたその瞬間、


「なに?この靴」

「あっ」


「どういう事!?」と部屋に上がり込む。


「この制服、誰の?」

 あ、由愛ちゃんの制服が脱ぎっぱなし…


「ねぇ、どういう事?」

「彼女いないか聞かなかった私も悪いけど、なんで言わないの?」と優佳ちゃんは俺を攻めながら泣き出してしまった。


「あの~。」由愛ちゃんが顔をだす。

「あの~。もしかして柳田 優佳さん?」


 まずいって、由愛ちゃん、バスタオル巻いただけで出てこないで~。


「わたし、あなたのファンなんですぅ~」と優佳ちゃんに駆け寄る由愛ちゃん。


「あ、わたし中野 由愛っていいます。JKです。お兄さんとは、その…。優佳さんが彼女だって知らなくて…。その…。

 でも、わたしお兄ちゃんのこと大好きなんです。許してください。」


 あっけにとられる優佳ちゃん。


「え、でも私も光司さんのことが好きなの。愛してるの。」

「優佳さん、わたしはお兄ちゃんのそばにいさせてもらえるだけでいいの。お願い!」


 :

 :

 :


「お兄ちゃん、ここをこうすると喜ぶよ。」

「由愛ちゃん、すごいわね。」

「優佳さんこそ、きれいです。」

「そうじゃなくて、いや、かわいいし肌もぴちぴちできれいなんだけど、そうじゃなくて技術の方。そ、そんなことまで…」

「あ、お兄ちゃんに喜んでほしくて、いろいろ研究したの。」

「ずるい!私も負けないわよ!」


 :

 :

 :


「あ、いけない!撮影の間に抜け出してきちゃったんだった。私戻らなきゃ。また来るわね。」

 というと優佳ちゃんは飛び出していった。


「お兄ちゃん、続きやろ♡」

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