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【1】

この小説には違法薬物を肯定的に表現している部分がありますが、登場人物の心情などの表現であり、違法薬物の使用を推奨するものではありません。


ーーーー。


目が覚めた。


この部屋にはカーテンがない。

すぐ横の大きな窓からはさんさんと日が射していてすごく眩しかった。


ずいぶんと眠っていたらしく頭が痛い。


(…今、何時だろう?)


枕元にある携帯に手を伸ばした。



(……あれ?)



ない。

あるはずの携帯電話はそこになくて、焦って体を起こすとそこは私の部屋じゃなかった。




見渡すとそこはかなり広い部屋のようだった。



といっても家賃8万の私の部屋よりもかなり広いってだけで正確な広さはわからなかったのだけど。


この部屋の特徴は広いのともう一つ、真っ白な部屋だった。


真っ白な壁に真っ白なベッド。

窓はなくてどうやらこの白が眩しかったらしい。


向こうの方には白い扉が2つ、あった。


あと、なんだろう?

あれはスピーカー…?


『ジジ…××××××!!』



(!?)




ーーーーーーーーーー



目が覚めると、私の部屋だった。


たった6畳でいろんなものが散乱している。

私の部屋だった。


ゆっくりと深呼吸をして夢の内容を思い出す。

最近よくみるあの夢だ。

あの夢を見た朝はなぜか酷く疲れてしまう。よかった、たしか今日は仕事が休みだ。


カーテンを開けて音楽をかける。

ゆるい日差しに名前を知らない陽気なジャズは不思議と似合っていて好きだ。男からは古くさいと言われるがやはり音楽はレコードが良いよ。


フローリングに直に寝ていた私は、軋む腰を擦りながら歩いて6歩の台所に向かった。



あ。


いけね、片付けなきゃ。


台所にあったのは

倒れたコップ、ぶち撒かれた水、白い…錠剤。




最近出会ったそのクスリは私を楽園に連れていってくれた。


クスリをくれた男は確かキャンディって呼んでた。即効性が高くて幻覚と浮遊感がある。


はじめては

キャンディ食べる?って、まんまと騙されて、だけど今じゃ常習犯だ。


依存性もかなり強いんじゃないかな。

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