第4話 「黒幕はお前だ!」
おきたら牢屋にいた。
僕はわけもわからず硬い床で呆然としていた。
「なんで牢屋?僕なんにもしてないのに。一体全体どうゆうこっちゃねん!」
あたりを見回すと見張りの人もいないし、廊下を見てもただただ真っ暗。
「冷静になれ僕、昨日のことをおもいだすんだ。」
えーっと昨日は自室のベッドで起きて・・・・・・
「今日はクエストを受けないと金銭的に不味いな、、、グリーンがいるし適当に採取クエでも受けて稼ごうかな!」
と人任せでクエスト達成しようとしていたんだよな。
「グリーンちょっとクエスト手伝ってよ!僕一人じゃ達成できそうにないんだよ。冒険者ギルドにいこ。」
「おぬしの力量で達成できないクエストがあるのじゃ?みんなの帰りを待ってからじゃだめなのじゃ?」
「いや、、、僕のお財布事情が・・・いやグリーンと一緒じゃないと達成できそうにないんだよ。たのむ」
「わらわの力がいるとは相当なクエストなんじゃな?なら準備をしてくいるのじゃ。」
うまいこと、のじゃのじゃ魔王をそそのかして楽にお金を稼ごうとしてたんだよな
「このクエストなんだけど、、、一見簡単に見えるけど魔王たるグリーンがいないとだめなんだよ。」
「ただの木の実の採取なのじゃ?こんなもの駆け出しでもやらないようなクエストなのじゃ、、、深くは聞くまいが、なにかほかの要因があるんじゃな。」
と採取クエストにしては厳重な装備をしている、のじゃのじゃは真剣な顔をして言ったんだよな。
そのときのグリーンの顔はかわいかった!映像の魔道具に残したかったほどに!
それからなにも問題もなくクエストを終えて、屋敷に帰ってグリーンとわちゃわちゃと談笑してたんだよな。
それからふと、今日のグリーンの真剣なかわいい顔を思い出して、やっぱり映像の魔道具がほしいってなって飛び出したんだった。
そうしてこうして探しに探してやっとこさ売ってそうな店にたどり着いたんだったな。
そこで魔女っぽい女の店員さんに、埃をかぶった映像の魔道具を買ったんだった。
早速グリーンを撮ろうとして魔道具を起動したんだった。
そこからの記憶が思い出せない。
「ん~困った。そういえば魔道具はどこに行ったんだ?」
とあたりを探すと、淡い光を放った魔道具を見つけた。
「なんで光ってるんだ?ん~よくわからないけど、記録した映像を見よう。」
魔道具を起動するとまた意識を失ってしまった。
気がつくと目の前にグリーンがいた。
「どうしたのじゃ?1時間ぐらい固まったようにぼーっとしておったのじゃ。」
「ん~なんだったんだろうか?ここではないどこかにいた気がしたんだよ。」
と魔道具をまじまじ見てみると、前の持ち主が記録したであろう魔石がついていた。
もしかして、この魔道具、記録した時のことを体験できるのでは?すぎょい!
「黒幕はお前だ!」
と大声で言ってしまったため、グリーンが若干ビクッと驚いてしまった。
魔石を新しいのに取り替えてグリーンを撮って起動してみると、やはり記録した時のことを体験できてしまった。
「僕はなんてすごい力を手に入れてしまったんだ。これは僕の家宝にするしかない!」
「魔道具を起動してるときの顔がだらしなさ過ぎて気持ち悪いのじゃ。」
グリーンに辛らつなことを言われてしまった。
でもめげない!この一瞬、一瞬を切り取って体験できるなんてすごいじゃないか!
そんな呟きをきいたのかグリーンが
「そのときの場面を保存できる魔法なんてちょっと魔法を使える者ならすぐに覚えられるのじゃ。クロオよ、ちょっと訓練所に行くのじゃ。」
と無理やり訓練所にいき、しこたま魔法の特訓をしたのである。
そのかいあってなんとか映像を記録し紙に転写できるようになった。
魔道具なくてもええやん!グリーン様しゅごい!
と魔道具の素晴らしさを忘れるほどに訓練した主人公。
その結果、高い紙を大量に持ってクエストを受ける主人公の姿が冒険者ギルドで見られた。
周りからは、「あんなただ高い紙を持って冒険に行くなんて、あの紙には何かあるんだな。」
とまた一段尊敬と疑念の目で見られているのはここだけの話。
主人公は一体どこに向かってしまうのか!
ただの盗撮魔になってしまった犯罪すれすれの主人公のこれからはというと!
次回「このパーティーの最大火力だ!」
乞うご期待!
次回は戦闘描写かけたらな~っと思ってます。
稚拙な文を読んでいただいてありがとうございます。