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第三話 「私はあなたさまを愛しています。」

屋敷っを買ってからあの幼女にもあえてない日々が続いたのだが、そんなことよりももっと重大な問題が発生してしまった。



「大王国からの手紙って何が書かれていたのじゃ?」

グリーンが、手紙を見つめて頭を抱えている僕に問いかけてくる。


「この前の四天王討伐のことについて王様に報告してくれっていう、、、所謂事後報告しなきゃならないんだけど、リーダーだけ招集って書いてるんだよね。」

そう、なにもしなかった僕だけが呼ばれているという、なんともまぁ困ったことになったんだよね。


「なんじゃ、そんなのことなのじゃ?ならサッサと言って終わらせてくればいいのじゃ。」

のじゃのじゃ幼女がそう言っているが、そんなことできたらやっているのじゃ。


「ほかの三人に代わりに行ってきてほしいんだけどなぁ~。レッドは修行といって行方不明、ブルーは剣を買いに行方不明、イエローは実験とかで行方不明、のじゃのじゃ幼女は魔王だし、、、逃れられないか~」


「わらわはのじゃのじゃ幼女ではないのじゃ!れっきとした大人のレディーなのじゃ。」


「のじゃのじゃがゲシュタルトだよ!崩壊だよ!てか王様に会うような立派な服もってないんだよねぇ。討伐のときも後ろでちょこんとしてただけだし。」

とグリーンとわちゃわちゃしてから、仕方なく行きつけの服屋でそれなりの服でも買っていくか~っと屋敷を出たのだ。






行きつけの服屋に行くと店内にはいつもの店長さんしかいなかった。

そこそこ有名な店だと僕はおもうんだけどな~。

だって服のセンスは抜群に素晴らしい。

しかも、置いている小物のセンスもすばらしいからだ。

と思いながら店内に飾ってある服を物色した。


「ん~この服かっこいいんだけど、王様に会うような服じゃないしなぁ~」

中途半端な半そでの黒地の布に刺繍でなにやらよくわからない文字を書いた服を見つめていた。

隣の黒のギザギザにカットされたローブと合わせると、失礼のない感じになるんじゃないか?

っとおもってうんうんと脳内でオサレコーデをしていると。

店長さんが話しかけてきた。


「クロオ様このまえ私が作った新作などはいかがですか?これならどこに行っても文句なしの服でございますよ。」


「新作が出来たのか。この前の新作の服は機能性、見た目、どれをとってもすばらしかったよ。その新作を買うよ。」

と即決で買ってしまった。


「いつも私の作った服を買っていただいてありがとうございます。私もあの(・・)クロオ様に着ていただいてうれしいです。」

と店長さんがにこにこうっとりでお礼の言葉を言ってくれた。


僕としてはこの店以外で服を買うなんて論外だからね。

ほかの店の服だと似合わないとおもうし、着ていて違和感しかないからね。

それに、服ぐらい自分の気に入った服を着たいし。

と思いながら、僕はホクホク顔で店をでたのである。







「あの『神の目』のクロオ様が私とおんなじ感性の持ち主だなんて、いつも運命だと神様に感謝していますわ!」

「私はあなた様を愛しています。」

と恍惚の笑みを浮かべながら扉をみるおば様(・・・)



そう!美人とか美女とか幼女とかじゃないよ!ただのおばさんだよ!










屋敷に戻ってきた。

僕は、自室で今日買った服を着て、一人ファッションショーをしていた。

頭には、帰り道で露天を物色していたときに、今日買った服と一緒にあわせたらいいんじゃないか?

と、ビビビビビっときて買った帽子を身に着け。

腕や指、耳に至るまでゴテゴテのアクセサリーを身につけ。

「この格好なら王様に会いに行っても大丈夫だな!」

満足!満点!完璧!な格好にニマニマして、のじゃロリに自慢しようと、グリーンのいるリビングに行ったのだ。








「この帽子とかすばらしくない?この長く出ている二つの触角と、買ってきたこの黒くて体型に合わせたピッチリした服にこの二つに分かれたテカテカと輝く黒のローブ!そしてこの身に着けているだけで早さがあがるアクセサリー!」


と僕なりにかっこいいポーズをとりながら華麗に移動して見せ付けた。


「わらわは人間のふぁっしょん?のことはよくわからないのじゃが、、、なんというか、、、台所とかでたまに見る、え~っとなんじゃったかな、黒くてテカテカの魔物?みたいなのじゃ!」


「なんだって!?台所に魔物が出たんなら大変だ!みんなが帰ってきたら退治してもらおう!」


「そうするのじゃ。あの魔物見てるだけで鳥肌が立つのじゃ!カサカサ動くのじゃ!」


とグリーンにもっと自慢しながらその魔物の対策について話あった僕である。











お城の門の前で王様を守っている大王国騎士団に武器を突きつけられて追い返されてしまったのだ。


呼び出しといてこの仕打ちはないんじゃないかな!っと僕はふんすふんすと怒りながら屋敷にもどった。



後日、門に気持ち悪い魔物が出たと言う噂を聞いたが、ぼくはたいへんだな~っとしか思わなかった。

あと手紙で王様にめちゃくちゃ怒られた。

解せぬ!









主人公の美的センスは壊滅的であったのだ!

普段は仲間と一緒に選んだ防具や服を身につけているからこんな奇抜な格好にはならないのだが!

奇抜な格好にならないというだけで、一般の人からは結構変わっているのだ!

そんな残念で壊滅的センスでだめだめな主人公がなぜ『神の目の完璧戦士パーフェクトウォーリアー』と呼ばれているのかは次回あたりに出てくると思う!











次回「黒幕はおまえだ!」


乞うご期待!


ノリと勢いで書いているので、文章のつじつまが合わなかったり、誤字脱字があったりとしますが、今後ともよろしくおねがいします。

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