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〜へいらっしゃい!〜

序章

〜へいらっしゃい〜



「へいらっしゃい!」

俺はこの言葉を人生で何度言ったのだろうか。

俺こと中平健は愛知県にてラーメン屋を営む26歳、最近は経営不振を脱するための秘伝のラーメン制作に苦心しているどこにでもいるような普通の男。

小さい頃からラーメンが大好きでいつかは究極のラーメンを作ることを夢見て生きてきた、昔からどうしたら究極のラーメンに作れるかだけを考えて生きていた。

小学生の頃の夢はネギになることだった。

中学生の頃の夢はメンマになることだった。

高校生ではナルトを志した。

しかし今や俺も成人し店を切り盛りするようになり現実というものを知った。究極のラーメンを作るために必要だったのはネギになることでもメンマになることでもナルトになることでもなかった。

そう究極のラーメンに至る道筋はスープになることだったのだ。

答えに至ったのは日本全土が厨房のように暑い8月の中頃のことだった。

俺はスープになるため煮えたぎる鍋に身を投じた。




そして俺は26年の人生に幕を下ろした。

薄れ行く景色の中で短いながらに充実した人生を思い返していた、生憎と伴侶には恵まれなかったが、昔からの夢であったラーメン屋をすることができたのだ、、、、、、




いや!まだ究極のラーメンを作れていない!まだ死ねない!死にたくない!そこで俺の意識は途絶えた

序章・終








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