1日目「君と一つになりたい。」
俺は18歳。
平凡なごく普通の高校3年生だ。
俺は今、恋をしている。
彼女は、学年では学力はトップだ。
生徒会長を務めていた。
それだけじゃない、吹奏楽部の部長も務めていた。
吹奏楽部では個人コンクールで金賞を受賞していた。
容姿端麗、有智高才、眉目秀麗、明眸皓歯、そんな四字熟語が似合うような、この学校でモテまくっている、生きてるだけで丸儲けな少女だ。
彼女は可愛い。
多分この学校でアンケートを取ったら男3学年合計500人程いる中で、498人は彼女を嫁にしたいと言うだろう。
だが、そんな彼女も、全てが全て上手くいっているわけではないという。
女3学年合計500人程いる中で、498人の口からは彼女を妬んでいる、恨んでいる、そういったマイナスの言葉が飛び交うことだろう。
美人は辛いのだと言う。
だからこそ、彼女は可愛い。
性格も、俺とは正反対だ。
何者にも侵されない白、純白と言ってもいい程の白。
純粋で、天然だ。
だからこそ、彼女は可愛い。
俺も事実、彼女のことを嫁にしたいと思っている。
さっきから彼女彼女と言っているがお前はその女性の彼氏なのか、と思う人もいるかもしれない。
俺は、彼女にとって、英語でいったらacquaintanceでしかない。
hasbandでも、boyfriendでもない。
だからこそ。
彼女は。
可愛い。
主人公のもどかしい想い、とても共感します。