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破滅
「ルオ〜おいで〜」
シリカと買い物に来ている。
僕は買い物とか苦手で、店の外でスマホをいじって待っている。
同じ様に買い物に来ているカップルを見ても、シリカは抜群に美しい。
「どっちがイイかな?」
「可愛い?」
「安いじゃん!両方買っちゃえば?」
少し嬉しそうに、微笑んで「ルオ、選んで」
「う〜ん。明るい色の方が好きかな。」
「じゃーそーするね。」
幸せな時間。僕はそう感じながら若干買い物には飽きて、
帰りたくなってきている。
その瞬間、ボンという音が聞こえて、爆風に身体が飛ばされた。
悲鳴が聞こえてきた。
そしてまた、ボン、ボンと音がした。
何があったのかわからないまま、「シリカーーーーー」
「シリカーーシリカーーー!!」
僕は叫んで、シリカを探した。
炎と煙の中に、人影が見え。
「シリカーーー!!」
人型のロボットがこっちに向かって歩いてくる。
手は爆風で吹っ飛んでいる。
僕に近づくとそのロボットは倒れてしまった。
「ルオ、、、、」
何も言わなくなった。
そして、僕は気がついた。
僕の両脚も吹っ飛んでいた。
「なんだ、僕もロボットだったのか、、、、」
意識は消えた。