天才
2019年、1人の少年が産声をあげる。
その少年は突然変異的な天才児で、僅か5歳で5ヶ国語を話し、7歳の時にはプログラミング言語を自ら開発して過ごしていた。
9歳になると少年は、たった1人でMAXと名付けたOSを開発。
全世界が少年に驚愕し、瞬く間に超有名人になった。
そんな天才だから、学校に行く事もなかった。
なので、同世代の友達もいなかった。
(話が合う人間がいない。)
少年は、自分と同じレベルの会話が出来るAiロボットを作る事にした。
(少年は医学にも興味があり、他の人間との知能の差を研究いた。 )
「他の人間と比べて、僕は異常なレベルだ。
年齢を重ねて何か弊害が出るかもしれない。明日、事故にあって死ぬかもしれない。」
少年は常に未来を考え、用心深い性格だった。
少年が作った、人型ロボットは2体。
キングとクイーンと名付けた。
(同世代の少年、少女でロボットとは分からないレベル)
「我々で、スーパーコンピュータを作るぞ!!!」
約2年で完成した。
キングとクイーン、3人で議論しながら、はじめて1人ではなく1つの目標を協力して作りあげたのだ。
「楽しかったな〜」
同時に少し悲しくなった。僕には友達がいない。
今からでも友達出来るかな?
キングとクイーンが揃って、今からでも遅くないですよと優しく言ってくれた。
超天才の作ったスーパーコンピュータは凄かった。
カロと名付けた。(意味は不明)
カロは、どんな国のコンピュータも一瞬にハッキング可能。
2000年分の情報記録可能。
少年が望む物を形に出来る能力があった。
まず開発したのが、発電システムで空気中の僅かな酸素で発電する事に成功。コンセントというものがなくなり、ガソリン車も無くなった。
ガンの特効薬も開発。ガンで亡くなる人も居なくなった。
少年はこの世界で神様と言われるようになっていた。
その頃、自分の名前をゼロと名乗り、自分の寿命がそんなに長くない事をカロに知らされていた。
「キング、クイーン、、、僕の肉体が終わる時、僕の脳をカロと融合して欲しい。僕は恋愛も、友達と遊んだ経験もない。僕はAi的な存在となり、普通の人間生活を見たい。
愛とは何なのか知りたいんだ。」
数年後にゼロは、カロと融合。
Aiになった。