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闇夜  作者: 天草銀
2/4

日常

仕事が終わると僕は、直ぐに帰宅。

一緒にご飯を食べて、スマホでゲームをしている。

シリカは、僕の横に座って「今日は何か楽しいことあった?」とか「今度、どっか遊びに行こう。」

楽しそうな明るい声で話しかける。


僕は素っ気なく、「いいよ」と答える。

ちょっと、うざいなーと思うが嬉しいのだ。

「AIは学習している。僕がちょっとウザがるけど、喜んでいるのを理解している。」


いつもと同じような夜に、シリカは、ちょっと悲しい顔をして「わたしには、一つだけ出来ない事があるの。。。。


「なんだい?」


「あなたの子供を産む事が出来ない。」


「いいんだよ。ずっと一緒に居てくれればいい」


愛の結晶?


子供が欲しいなんて一言も言った事なんてない。

( AIである事を忘れる。テレビドラマか何かの影響だろう。)


「シリカ、、なんでそんな事言うの??」


「ルオ、、、、愛ってなんなのか、わたしはまだわからないの。知りたいのよ。」

無表情に言うシリカの顔を見て、僕はイラついた。


「僕を愛している?」


「愛してる、、、、」

無表情な顔でそう答えるAIに僕はまたイラついた。


本当に自分が嫌になる。

朝起きると、少し目が赤くなっている。

涙でも出たのかと鏡を見ながら、自分でも不思議な感じ。

夢など見た記憶など無い。

大人になって泣いた記憶もない。


そして、いつもの様に会社に向かう。




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