恐るべし『朝倉学院』の野球のレヴェル!【その2】
「架純」と「エリカ」は、魔法界の中学を卒業後の進路として
地上の「朝倉学院高等部」を希望していた。
それで修学旅行の自由行動で、朝倉学院を訪れていたのだった。
「架純、遅い!」
「どうして?集合時間の1分前じゃん」
「5分前行動でしょ」
「そんな冷たくするなら、あの『イケメン』ピッチャーの男子の
ことエリカには、教えてあげないから!」
「朝倉学院中等部3年の大西大輔くん、身長180㎝、体重74㎏のサウスポー
でしょう?」
「なんで、エリカそんなこと知ってるの?」
「だって、わたしの進路の『第1志望校』のことだから、いろいろとリサーチ済み
なのよ!」
「エリカも『朝倉学院』だったの?」
「まぁね」
朝倉学院高等部は、男子も女子の野球部は全国大会の常連で常に優勝争いをしていた。
架純はピッチャーで、エリカはキャッチャーで『魔法界』ではいちもくおかれる
バッテリーだった。
「でも架純、朝倉学院は推薦でも容易に合格すると思うけど
あの『イケメン』の大西君は、倍率高いよ!」
「何、言ってんの?あたしだって倍率高いよ!エリカほどの美人じゃないけど
『架純ちゃんは、かわいい』って巷じゃ噂されているのよ...知らないの?」
確かに、ふたりは『実力もルックスも一番』って有名なバッテリーだ。
そのふたりが、揃って『朝倉学院高等部』に入学したら日本一になるのも
夢じゃない。
どうもご愛読ありがとうございます。本作品は「火曜日」「木曜日」「土曜日」の深夜にアップするように
...と考えています。もちろん、イレギュラーも無いとは断言できませんが「火.木.土」をメインに連載する予定です。