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暗い水底で  作者: 生茶
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プロローグ



長い間、私は歩いてきた。足を引きずり薄暗い長い長い道を。隣で歩いていた人々はいなくなった。振り向く事はできない。ただ、義務感を背中に積もらせながら。




人々は言う。お前は何故歩くのか?生きて散ることもなく周りに流され何をなすのか?

暗い水底から私を見つめてくる彼らの光はない。私は歩き続ける。足がある限り、生がある限り。歩き続けなければならないのだ。水底を。







昔話をしよう。私の話だ。そう、このウェスタン・ディクスの話を・・・

@121_rx

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