第1話 ハーフオークだけど学校生活充実させたい。
僕は王族だ(一応)
父さんがオーク、母さんが王国の姫というなんとも不思議な存在それが僕。
母さんが当時敵国だったオーク族の駆逐に向かったところを父さんにコテンパンにされて「くっころ」状態から僕ができたらしい。
それから15年、いまではオーク族とも和平が成立し平和な日々がつずいてる訳で。…
「拝啓、おじいさま。今日も母さんと父さんは仲が良いです。僕も元気ですっと。」
国王であった祖父は現在、隠居生活を送っていて月に一回こうして手紙を送る。
当時は、怒り狂って僕を抱えて帰ってきた母さんを火炙りにしようとしたらしいが今はこうして僕を気にかけてくれ会いに行くとおこずかいまでくれる。
「さて、そろそろ学校の時間かな。」
オークと人間のハーフな訳だが、ツノと牙が生えてる以外あまり人間と変わりない。
あまりハーフということで虐められるということもなく小学、中学時代を過ごしてきた。
まぁ、王国の子ということで謙遜されていただけなのかもしれない。
母さんは国の事で忙しいらしく僕が起きてすぐに父さんと議会の方に出かけて行った。
「お嬢様、朝食をお持ちいたしました。」
今日は入学式。楽しい3年間になるといいな。