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左利きで悪かったな  作者: @
第一章 理不尽という必然のストーリー
4/20

負けないあいつ

はい〜バトル回です。二人の能力が赤裸々にされますよ


どうも〜カヅキです!今私は試合を観戦中です。

ん?どんな風に見ているのかだって?

ふふふ。実はこの第一戦闘修練場(シンは箱と言っていたが)は天井部分がマジックミラーの強化版みたいになっていて中から見るとただの天井だが外から見ると透けて見えるという優れものである。

ゆえに私は第一戦闘修練場を四つん這いになって上から試合を観戦していた。四つん這いという単語に反応したそこのあなた!健全ですよ。

まあ、こんな話は置いといて、私の他にも天井の上にはどこで噂を嗅ぎつけたのかチラホラと私と同じく四つん這いになっている人たちがいた。


どんな理由があってここに来たとかそんなことはどうでもいい。ここにいる皆が同じことを思ったはずだ。


『戦いの次元が違すぎる』


この修練場はただのコンクリートで固められた部屋じゃない。長い間使われてきて、いろんな人が己を磨くためにここで特訓して、時にはプロ同士の試合が行われたこともあった場所だ。

しかし、この場所が補強、整備があったことは記録にあるが修理されたということは聞いたことがない。壊れたことがないのだ。この修練場は。

その修練場が今一人のたった一回の拳で壁に亀裂が入りそれを受けた方は平然と立ち上がる。ゆえに戦いの次元が違う。圧倒的に規模が違う。


ここに来た人達は段々とこの闘いに圧倒され、魅了されていくのであった。私も例外なく…















毎度戸惑うと思うが俺だ。一人称がこれの時点で俺が誰なのか察して欲しい。

それにしても今の一撃は効いたな。俺の体の状態を確認しなくては。まあ、四肢は問題なく動くようだ。ガードした右手も骨折していない。内臓の方も問題なし。損傷といえば壁に激突した時の傷だが、軽い傷だからすぐに治るだろう。脈拍は少し早いな。呼吸も少し荒れてる。

でも、この程度なら無傷と言ってもいいだろう。問題なく戦闘続行だ。


収穫はあった。あいつは強いということが分かった。どんな戦い方をしてくるか警戒していたが俺と同じインファイタータイプだ。首を狙って斬ろうと思った時あいつは確実に反応が遅れていた。いや、遅れていたというより普通の反応速度だった。だが、その反応してから防御するまでが早かった。否、速かった。まるで腕が瞬間移動したかのような速さだった。


(ならば、とにかくいろいろな攻撃を試してみるか)


俺はそう判断し、いつまで経っても追撃しないカズマサの方を見る


とりあえず近づかないことには攻撃が始まらない。インファイターの悲しき特性だ。


(距離は大きく開いて300メートル。100メートル一秒だから三秒もかかるのか。同じ攻め方をしたらさっきと同じようにカウンターされるな)


俺は地面を蹴り高速でカズマサに近づいて行く。

そして、先程と同じように右から首を狙って剣を振り、それをカズマサはあと1センチのギリギリのところでガードする。しかし、カズマサはそれだけで終わらない。驚異的な力で俺の剣を押し返した。


「同じ攻撃なんて舐めてんのか!」


そして、そのバランスを崩れたところに左拳が…


「アッ‼︎」


俺が今何をしたのか文面では分かりにくいだろう。俺がしたのは『突き刺す声』だ。これはただ大きな声に口と喉でベクトルをつけ相手に向かって叫ぶという俺が開発した技だ。

これにより、カズマサの行動は停止する。当たり前だ。聴力のいいやつなら耳から血が流れる威力の声だからな。

俺は剣を上段に構えカズマサの頭に向かって思い切り振り下ろす。だが、普通ならまだ悶えてもおかしくないダメージを負っているにもかかわらず剣を持ち上げガードしようとする。


あり得ない。こんな動きはあり得ないはずだ。でも…


…お前ならそうしてくれると信じてたよ


俺は剣と剣がぶつかり合う前に自分の持っている方を手から放す。当然うまれるべきだった金属音は鳴り響かずに剣は重力に従い落ちていく。


(剣を持ち上げて右脇腹が空いている)


俺はそのままカズマサの右脇腹に向かって左の鋭い回し蹴りを放つ


先ほどのお返しと言わんばかりの轟音が響き、カズマサの体が一瞬で壁まで到達し、そこでまた轟音が響く


(あいつ、あの体制から俺の蹴りをガードしたか)


なんとカズマサはあの状況で腕を動かし蹴りを防御していた。俺は地面に落ちている剣をギャリッと踏みつけ宙に浮かせて左手で持つ


防御していなかったら壁に激突じゃ済まなかっただろうな。もう、みんな気がついてると思うが、俺の能力は…


「『脚力強化』か」


おっと台詞を取られてしまった


「足の力が常人より強くなるっていう能力だろ。だからお前はすごい速さで動けるし、蹴り技も強力だ。ニーナ先輩には剣での攻撃よりも蹴りを警戒しろって言われたしな」


その言葉に俺はため息をつく


「やっぱりニーナ先輩から情報の入手していたか。まあ、知られたから不利になるっていう能力でもないしな。別に問題はない」


「ニーナ先輩が言ってた。シンは最強だって」


「へぇ、俺はいつも自分を最弱だと思って戦っているがな」


「なるほど…最強なわけだ。今まで俺は本気でやってきたけど、これじゃ到底勝てそうにないや。なら…」


「死ぬ気でやるしかねぇだろ」


「…ッ!」


いつの間にかカズマサが目の前にいた。剣が振り下ろされ俺を縦に裂こうとしている。

ガギィィという音が俺の耳に届く。完璧な反射だった。俺の生存本能がこの攻撃を防御してくれたようなものだった。俺は反応できなかった。だが、悲観的になってはいけない。防御できたからといって攻撃がそこで止まるわけがない


(クッ!力比べじゃこいつに負ける。耐えきれない)


負けを認めて諦める。最終的な勝敗ではなくバトルの中の小さな競り合い。そこで負けを認めて、自分の勝てる部分で戦う。だからすぐに諦める。その早い決断も俺の技だ。


俺は受け止めていた剣を投げ捨てると左足で地面を蹴り思い切り横に転がり剣をかわす。


(よし、距離をとった。捨て身の回避だったから無傷じゃないし、剣も攻撃を受け流すために投げてしまった。だが死ぬよりマシだ)


少しの安心を手にした俺は落ち着いて顔を上げた。

すると、鋭利な凶器があった。すぐ目の前に


「うぁぁぁぁぁ!」


俺は思い切り上体をそらしそれを回避する。


(なんだあいつ。剣を投げやがったのか?)


(クソ!後手に回ってる。いや、後手に回らざるを得ない。こっちから攻めれない)


またもや、瞬間移動のような高速な動きで俺の目の前まで移動する。その、右手から放たれる高速の突きを必死になってかわすことしか今の俺にはできない。距離をとって詰められて攻撃をかわす。そんな攻防を俺たちは繰り返していた。

何度目の攻防かわからないが俺はある違和感を感じた。カズマサの拳をかわした時に水っぽいものを顔にかけられたのだ。最初は目潰しのためにやられたのかと思ったがそれは違った。理由はカズマサの状態を見ればすぐに分かった。


(なんだ?あいつ?なんであんなにボロボロなんだ?)


カズマサの腕からは大量の血が流れ出ており、口の端にも血を拭った跡がある。


俺はその情報からとある仮説をたてる。その仮説とは


「おい。お前の能力少し分かってきたぞ」


カズマサは俺が口を開いたからか元からそうするつもりだったか知らないがその場で立ち止まる。


「詳細は全く分からないが、お前の能力には自分の体を代償に大きな力を手に入れてるみたいだな」


俺がそう言うと、カズマサは少し考える様子を見せ、小さなため息をついた


「まあ、いずれバレることだと思ってたけどよ。できればバレて欲しくなかった。あれだ、ネタバレをするとな俺が操っているのは体に流れる生体電気だ。これを増幅して体の筋肉に流して強化してるんだ」


「なるほど。その際に感電して傷を負うというわけか」


だから、最初の互角の戦いじゃダメだった。互角ということは時間が経つごとに自分は傷を負って負けるから。だから、死ぬ気で死ぬ勢いで電気を流したというわけだ


「解せないな」


俺はそう呟いた。


「なにが?」


「お前は食堂で俺が泣かせていたあの子をもう泣かせないために戦っているんだろう?でも、たった一人のために、たかが一人のために死ぬ覚悟まですることができるってことが俺には理解できない」


そう、こいつは元はと言えば食堂での一件があって俺と決闘することになったのだ。それが命を懸けるまで発展させるなんて明らかにおかしい。狂ってる。


「なんだよ。そんなことか」


さも、当然のことのようにカズマサは言った。命を懸けて戦うことが当然だという風に。


「俺は目の前で誰かが泣いていたら笑顔にしてあげたいと思う」


それは分かる


「俺は目の前で誰かが困っていたら助けたいと思う」


それも分かる


「俺はこれらを成し遂げるためだったら命だって喜んで差し出してやる」


なんだよ、それ


「理解できない…」


「お前には分からないだろう。でも、俺はそのためにこの学校に、この街に来たんだ。大切なものを守るために強くなりに来たんだ」


「その守るためならば命も惜しくないのか」


「当たり前だ」


やっぱり理解できない。俺だって守りたいものが一つや二つあるが、自分を壊したらその後どうするっていうんだ


「主義主張は人それぞれだ。そして、歴史の中でどちらが正しいかを決める手段はただ一つ『闘争』だ。お前の意見を、お前の主張を、お前の信念を肯定するためにはここで戦うしかないということだ」


「言われなくても…」


いつの間にかカズマサは俺の目の前にまで近づいてきていた。


「そのつもりだ!」


カズマサの必殺の拳が俺の顔面を捉えようとする。だが…


(遅い)


先ほどまでと比べると拳のスピードが落ちている。今まで反射だけでかわしていたものが反射+判断力で余裕のある回避ができる。体の傷をあれだけ負っているのだ。当たり前の結果だろう。


(このまま防戦で戦えばこの決闘は俺の勝利で終わる)


またもや血を撒き散らしながら右の拳が飛んでくる。だが、それを俺は首をひねりなんなくかわす


(ふむ。最初はわざとやっているのかと思ったがこいつは右ストレートしか使ってこないな。強力且つ分かり易い攻撃なんてカウンターの餌食だ。後手に回ってられない。ここからは攻めさせてもらう)


ギュン!とカズマサが近づいてくる。


(速い。俺が見た中で一番速いかもしれない。でも、さっきから同じ近づき方だ。単調なんてどれだけ速くても見切れる)


(そして、このタイミングでお前は右拳を上げる)


カズマサが右の拳を振りかぶるのと同調して左拳を上げる動作を取る。


(溜めの時間も同じだ。あとは首をひねってかわしつつ)


(顔面を殴るだけだ)


俺たちの拳は空中ですれ違い己の狙った場所に飛んで行く。

ドン!という何かが爆発したかのような音がして俺たちを中心に衝撃波のようなものが発生し床がバキバキと割れる


(どういうことだ?こいつはもうボロボロでこれ以上の力は出せないはずなのに。なぜ俺はこいつの攻撃をくらった?)


結果をいうと相討ち。壁まで吹き飛んで行くことはなかったがどちらとも十分なダメージが通っていた。


(俺にはミスはなかった。こいつが…こいつが瞬間的に速くなった。こいつ電気をさらに流したのか)


(マグレだ。そんな冗談みたいな瞬発的強化なんてそうそうできるものじゃない)


俺は後ろに大きく跳躍し距離を取る。すると、カズマサがすぐに瞬間移動並の高速移動で俺の目の前に到達する


(ここまでは読み通りだ)


そして、拳を振り上げる


(さっきと同じだ)


それに合わせて俺も拳を振りかぶりカウンターを決めようとする。ドン!という衝撃が俺をまた襲い、大きく吹き飛ばされる。


俺は反射的に一度跳躍で大きく距離を取る


(同じだ。こいつ無意識で電気を瞬間的に流しているのか。これじゃ、カウンターの攻撃じゃ分が悪い)


この相打ちだが、一見互角に見える。だが、そもそもの問題として俺の能力は『脚力強化』だ。確かに上半身の筋肉もトレーニングで強化しているとはいえカズマサにはずっと力で負けている。このままカウンターを狙っても先に倒れるのは俺の方だ。


(ならば、カウンターの攻撃は無意味だ。次の策を考えなくては)


俺は次の策を練ろうとするが今は戦闘中だ。当然相手が待ってくれるはずがない。気がついた時にはカズマサか接近していた。だが、攻撃を避けることならギリギリできる。そして、また距離を取る。


(よし。今なら防御に余裕がある。俺の特性を活かした攻撃をさせてもらう)


跳躍から地面に足がついた瞬間ロケットのようにカズマサに向かって突進する。と思わせて、横にステップで移動する。と思わせて後ろ走りで距離を取る。と思わせて…


俺が今行っているのは縦横無尽な乱移動。意図の汲み取れないデタラメな高速移動だ。


カズマサは動きこそ速いが反応速度、動体視力は常人より少し良いくらいだ。


(なら、惑わして、誤魔化して、油断したところを攻める)


案の定カズマサは俺を捉え切れていない。


(隙ありだ)


俺はカズマサが俺について来れず背中を向けた瞬間


高速で接近し後頭部に向かって拳を振り下ろす。

しかし、ガッ!という音と共に俺の体が吹き飛ぶ。

カズマサは一瞬で振り返り一方的にやられるところを相打ちまで持ち込んだのだ


(クッ!お前は俺の予想をはるかに上回ってくる)


俺は靴底で地面をこすりながら吹き飛ばされた衝撃を殺す


(だが、もうお前が俺の予想を上回ることは知っている)


カズマサはそのボロボロの体に無理矢理電気を流し俺に近づいてくる


(なら、話は簡単だ。俺の予想を上回る結果がお前のする行動だ。お前の行動は簡単に見切れる)


「お前は戦いの時には周りが見えなくなるタイプか?」


俺はそう言って地面を踏む。すると、ギャリッという音がして剣が宙に浮き、それを俺は左手でしっかりとキャッチした


「同じ相打ちならこっちの攻撃力をあげればいい」


カズマサは俺の顔面を、俺はカズマサの心臓にそれぞれ攻撃する


俺は大きく吹き飛ばされ、無様に床をゴロゴロと転がり壁に当たってようやく静止した


自慢っぽく聞こえるかもしれないがさっきの攻撃の解説をしよう。

最初は俺も乱移動で攻撃しようと思っていた。だが、乱移動をしている時気づいた。これの攻撃じゃ殺せないと。あいつを殴ろうとしても必ず無意識に相打ちに持ち込んでくるだろう。それだと勝てない。

ならば、どうすればいいか?そこで俺が目をつけたのが床に落ちている剣だ。殴り合いの相打ちだから負ける。だが、武器を持てばこちらが有利だ。

その後の乱移動は剣のあるところまで吹き飛ばしてもらうための誘導。フェイントをかけて背中を狙っていると思わせるフェイント。

それは見事に成功して、無事に勝てたというわけだ。だが、今回の戦闘は反省点も多くあり…


カランカラン


俺は一旦思考を中断する


(なんだ?今の音は?)


俺は立ち上がり音のした方を見る


(嘘…だろ…)


「なんで…なんでお前が生きているんだ?俺が刺し損じたわけがない。どうやって…」


そう、俺の視線の先には胸から血を大量に流しながら立ち上がる一つの影。カズマサがいた


「クッ!生命力が高いのか。それにしたって滅茶苦茶だ」


しかし、俺の言葉には全く返事が来ない。それもそのはずだ。カズマサは目も半分閉じて、体もフラフラしているのだから。多分意識もほとんどない。


「どうしてお前はそんなに頑張るんだ!たかが目の前で女の子が泣いていただけだろ」


とにかくまだ戦闘は続行している。


(気を引き締めろ、絶対に油断するな。相手はもうフラフラだ。あいつがしたみたいに剣を投げつけて攻撃しよう)


俺は次の行動の指針を決めると早速実行に移す。剣を逆手に持ち思い切りカズマサに投げた。やったことのない試みだが運良く鳩尾付近に飛んでいく。

突然カズマサの全身から血が流れ出す。鳩尾に向かっていた剣をどう迂回したのかわからないが一瞬にして俺目の前まで接近してくる


(大丈夫だ。何度もあったシュチュエーションだ。相手は重傷。相打ちでもこちらのほうが有利なはずだ)


カズマサは右手から血を流しながら大きく振りかぶる。


(相打ちでいいんだ。ゆっくりと相手に合わせるように)


カズマサの筋肉が膨張したのと同時に俺は拳を振り抜いた。


圧倒的な打撃音が箱の中を支配した





あれ?手応えを感じないな。外したか?


いや、違うな。カズマサの奴今までで一番速く殴ってきた。相打ちどころか先を越されてしまったようだ。


全くやっぱりお前は俺の予想を上回るな。でも、これは流石に予想外すぎた。


ま、何はともあれ


「完敗だ」


俺は背中に大きな衝撃を受け、そこから先は残念ながら覚えていない


終わりましたー。


えーとですね。この話を知り合いに見せたところ「命かけすぎ(笑)」とのコメントをいただきましたので説明を少しします。

今戦っているのは生身の肉体ではなく思念体です。

はい、説明終わり。詳しいことは次回に出てきます


能力と技の紹介


カズマサ

「生体電気の増幅」

自分の身体に巡る電気を意のままに操ることができる。その操り方はまさに無限大だが、体の外に電気を放つことができないことが欠点である。カズマサは自分の筋肉に電気を流し力を増幅させて戦っていた。その際に自分もダメージを負うというリスクも存在する。

ちなみに今回の戦いで一番強く電気を流したのはシンの蹴りを防御する時だったりする


シン

「脚力強化」

単純に脚力が強化され、自身の速度を上げたり、蹴り技が脅威的な威力になったりする能力


「突き刺す声」

これは能力ではなく自分が開発した攻撃である。なので肺活量に自信のある思念体がそこそこ頑張れば使える技だ。口と喉で声にベクトルをつけ相手の耳で音を爆発させスタンさせるという効果がある

いっけん優秀な技ではあるが実は使用できる条件というものがあって一つ目に「呼吸が荒くないか」疲れて呼吸が乱れていると十分に息を吸い込めない。二つ目に「余裕があるか」この余裕がないと大きく息を吸い込めない。シンはこの余裕を同じ攻撃をして同じ対処をさせることにより攻撃を見切った。そこで余裕が生まれたというわけだ

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