第九十七章〜捜索
こんばんは 書かせていただきました 時間がかかってしまいました。長めに書きました。闇になっていただけましたら幸いです。よろしくお願い申し上げます。
蘭馬はまだ、徹夜が辛いと言うようなお年頃ではなかった。が、身体である夏美の部分が徹夜に対応できるような強靭さを持っているのかは未知数であった。
母親の作ってくれた 夕食を残さず食べてから、夏美らしくお風呂に入った。
━━ふふふん♪ふんふん♫ふふふわふん
鼻歌まじりに体を拭き、長い髪の毛をブローした。髪は風になびく ぐらいにブローした後にクリームをつけて、ようやくベッドの縁に腰掛けた。
「さて、仕事の始めだ。盗聴器盗撮器探しだ」
独り言を言った。
最近は小さな電気機器あたりが怪しいと聞く。 例えば…、電源タップとか、USBハブとか、或いはコンセント自体だったり、マウスに外付けめもりだとか…。数 限りなくありそうである。
しかしそこで、気がついた。これは探しようがないぞ。盗聴器は電子回路 そのものとして その機器の内部の構造と一体化しているであろう。だとすれば、機械のきの字もわからない蘭馬が目視したところでわかる筈もないのだ。やはり これは 専門家に依頼するしかないのだろうか?よくテレビでやってる長いアンテナみたいのかざして異音がしたらそこにあるとかゆうやつ…。なんていう機械か知らない…。でも、それは効果がありそうだな━━。
彼は思った。秋葉原の専門店でも行けば見つかるのだろうか?今なら ネット通販でいくらでも買えるのかもしれない。
AIに訊いてみる。答えはすぐにわかった。その機器の名はそのまんま盗聴器 発見器で良いらしい。
初心者には全周波数感知型が扱い易いらしい。ただし、その場合、一般的な電気製品の電波を拾っても反応してしまうので判断が難しいらしい。と言って専門業者に頼むわけにはいかないし…。
蘭馬は、目についた電源タップの1つをコンセントに見つけた。そのタップに向けて呟いてみる。「もしもし、夏美クン!聞いてますか 聞こえますか?この電源タップは盗聴器が仕掛けられていますか?お返事はくれないと思いますが、そうならお電話くださいな。よろしくね」
そんなことを部屋の至る箇所でやってみた。果たして夏美が聞いてるとも思えないし、聞いていたとしても返事を寄越すわけもなかったのだけど。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。次も書かせていただこうと思います。よろしくお願い申し上げます。




