第八十三章〜宣告
おはようございます。書かせていただきました。ストーリーがどんどん 複雑になっていく気がします。矛盾を回避するだけで精一杯です。いよいよ 彼女の方から宣告されてしまいました。蘭馬はどうするのでしょうか?
家に帰り着いた蘭馬であったが、今日の出来事は自分から言い出せなかった。
警察署から母の元に連絡が入ってるのならば母の方から言い出す筈であったし、そうでないならわがわざ自分から白状するのも馬鹿げている。
ならば、わざわざこちらから火種を作るのはやめよう。そう決めていた。
食事を終えてから、夏美に連絡をした。彼女の大学での交友関係とか友人の名前だとか、彼女から引き継いでおかなければならないのを今日も実感してきたのだった。だから、教えてくれと頼んだ。もちろん、逆に蘭馬の情報も出来得る限り伝えた。
しかし、彼女は、こんなことを言い出すではないか!
━━ねえ?あたしたち、そろそろ元に戻らない?最初は新鮮で楽しかったけれど、何だが男でいるのって疲れるんだ。周りには碌な女友達もいやしないし、男同士だとすぐ喧嘩になりそうになるしで。ね?どお?そろそろ?
彼女は溜息混じりであった。
『そうかあ。疲れちゃったのかな。どうしよう。こちらはまあまあ楽しくやってるよ。ちゃんと大学の講義には出てるし、へんなことに君の身体は使ってないんだよ』
と、夏美は、
「それはそうでしょうよ。アナタの方は愉しいことしかないのだと思う。なにしろ天下の女学生になれるのだからさ」
「え…、あ…、いや」
もしかして彼女は、蘭馬のしていることを何処かで見ていてイヤミを言っているのだろうか?そんな気がしてならなかった。
「それは嫌味かい?」
蘭馬は訊いてみた。ところが、
「嫌味?なんの?何か悪いことでもしたの?」
と、勘繰られてしまう。
考えてみれば夏美は学内の友達に連絡を取れば、様々な情報を手に入れられるのどろう。ならば、蘭馬の犯した蛮行も既に知られているのではないかとも思う。
いずれ 四面楚歌となった 彼は、用事があるからと、言い訳してそそくさと電話を切った。
お呼びになっていただきまして誠にありがとうございました。次の展開を考えます。乞う御期待!




