第七十六章〜アイツだけは…。
おはようございます。さから書かせていただきました。、これから物語は大きく 転換してまいります。夏美と蘭馬との関係は、どのように変化していくのでしょうな?お楽しみにしていただけましたら幸いです。
「え…。なんでそんなこと?」
スマホの向こうで彼女が驚いているのを目の前で見ているかのようだった。
「その井伏に告られたのだろう?」
蘭馬が少しからかうように。
「それはあ…。で、井伏君とは話したの?」
夏美の声は真剣そのものであった。
「喫茶コーナーでね、コーヒー飲みながら少し。駄目だった?」
「うーん。駄目っちゅうか…。」
「ちゅうか…?」
「あのひとさあ…」
「うん?」
蘭馬が先を促した。
「あたし、あんまり好きではないというか…、どっちかと言えば避けたいの。だってあのひと、凄い趣味持ってるんだってよ」
━━趣味?
「兎に角アイツはヤバいんだって。学部じゅうの噂だよ。ホントだから」
「本当に?」
「うん本当。もし彼と付き合おうとしてるんだったら、あたしそっち行くから。また入れ替わりで元に戻しましょ」
本気なのが伝わってくる。
「わ…、わかったよ。あの彼はやめといたほうが身の為なのだな。ならばアイツは辞めておこう。」
と、
「は…、ってことはあ、他に誰か男を作ろうというの?いやよ。あたしに言いもしないで勝手に、なんて。あなたのタイプは私の好きなタイプは全然違うでしょ?いやよ。元に戻った時に困るじゃない」
彼女は、怒りをさえ感じているようだった、
「わ、わかったよ。勝手なことは何もしない。誓おう。それでいいか?」
夏美はそれで漸く納得したようではあった。
お読みになっていただきまして誠に、ありがとうございました。次も書かけていただきます。お願い申し上げます。




