第四十三章〜座席
書かせていただきました。風呂に入っていたので今が空いてしまいました。申し訳ございません。蘭馬は、1つずつ 障害をクリアしていかなければなりません。どんなストーリーが待っているのでしょうか。楽しみいただけましたら幸いです
自らの座る位置を決めるうまい質問の仕方はないだろうか?蘭馬は考えた。誰が考える時には 唇をタコの口のように 前に突き出すのであった。
和室であるが、座布団は、4つ用意してあるようだった。━━僕とママとパパもいるのか?そして、あともう一人は誰?兄弟がいるなんて話は聞いてないぞ。蘭馬は考えた。とにかく座席だ。
蘭馬は一つの作戦を思いついた。
彼(彼女?)は、キッチンの方に行き、作業台を覗きこんだ。
「わあ、おいしそう。ねえ、ママ。今日の 餃子美味しそうね」
「あら、ありがとう。珍しいわね。いつもなら、そんな事言わないのに」そんな会話を交わしながら、肉種を包み込んだ餃子の数を盗み見た。すると、それは7個ずつ、ステンレス製のバットに置かれていた。成る程1人7個か━━。
蘭馬は言った。
「あたし、今日は食欲ないの。餃子、5個でいい。ママその分食べてくれる?」
「あらそれも珍しい。やっぱり喧嘩したんでしょ?」
蘭馬は、焦った。
「してないよ。ちょっとお手洗い行ってきます。手伝えないけどごめんなさい」
蘭馬は、トイレに向かった。トイレの位置はリビングに通される間に確認してあった。
これで、トイレ 長めの用を足すと見せかけて 時間を稼ぎ、リビングに戻った頃には、蘭馬の座るべき場所に、5個餃子が載った皿が置かれているという具合だ。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。




