第三十八章〜出口へ
書かせていただきました。パパと話すように書いてしまったので間違いがあるかもしれませんが あの 昨日の直しますので お許しくださいませ。もしもお楽しみいただけましたら幸いです。よろしくお願い申し上げます。
更衣室には、消毒用なのか、塩素のつんとした匂いと、女性独特の盛りのついたヌゥの群れのような匂いと、香水だの化粧品だの制汗スプレーだのの匂いが入り混じっていた。
だが、そんなことを感じている暇もなく蘭馬は目的のものを探した。変装用の着替えだ。女性用とはいえ、脱ぎ捨てられた衣服はある意味 乱雑には見えるのであった。
子供用のサイズは一見して分かるもののようで一瞬で判別はついた。しかし 微妙なサイズの違いを見分けるのは、彼にとっては至難の技であった。キャミソール、チューブ トップ、タンクトップ、オフショルダー ブラウス、カーディガン 季節柄か、比較的 薄く軽量の衣服が多かった。もちろん 彼にとっては何も知らぬ わけのわからぬ衣服なのだが。手にとって確認したものを投げ捨て散らかしていくわけにもいかず、そっと 候補外の服を元に戻していった。
しかし 追っ手の声は少しずつでも近づいてくるような気がしてならなかった。彼は慌てた。更衣室の中に他に人がいなかったのは、幸い中の幸いであった。下着はともかく いらない。というより、もともと夏美が着けていた下着はそのまま使えるのだ。
最低限、トップスとボトムスが必要だ。あと帽子とサングラス、マスクもあった方がいい。
10分後、意外にも早くに、準備は整った。その時、プールの方から 皇室に入る側のドアはきしっと軋むような音を立てた。心臓が止まるかと思うほど驚いた。何も見ずに一目散に EXIT に向かった。その頃には、息切れもだいぶ解消しており、走る速度を元に戻っていた。しかしその先は走っていると逆に怪しまれる。追われていることを自ら白状しているようなものだから。
蘭馬は、息を整えながらゆっくり歩いた。何くわぬ顔で。
出口までもう少しのところまで来た。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。次も書きます。どうぞよろしく。




