第二十二章〜穴
書かせていただきました。投稿させていただきます。連続投稿をお許しくださいませ。どこまでかけるかやってみたいと思います。線はいっぱいやってあります。解決できますように。
━━しかし、待てよ!。
3人で歩きながら、欄馬は考えの間違いに気づいた。
━━考えてもみろよ。考えるまでもなく、なのか。今の僕って、平井という鈍臭い男の身体をしてなかったっけか?そうだ。そうだよね?僕の方は今僕ではないのだった。
入れ替わるとしたら むしろ、先に平井との間でしなければならなくないか?
これは落とし穴だった!
━━だって、そうでなければ。もし、今の状態の僕と彼女とが入れ替わったら、僕はいいかもしれないけど、彼女の気持ちはどうだ?それでもいいのか?いや、そんなハズはない。夏美は、僕になった方が絶対に幸せなのだ。僕になるのだったらまあまあ良い取引になるのではないか?
それは差別という──そんな言葉を聞いたような気がした。はっとする。そうなのか?本当にそれはいけない考えなのだろうか?
しかしまあ、ともかくも、いずれにしても僕は元の身体を取り戻すために平井と入れ替わらなければならないのには決まっているのだ。
気がつくと、夏美と平井が並んで歩いてる後ろにいて、彼女らの背中をみていたさ。2人が仲良さそうに話すのは気分がよくない。
しかし、そうだ。この位置関係。これは、もしかしてこれはチャンスなのかもしれないぞ。背後から背中を押すのはこの巨漢からすればたやすい作業なのかもしれない。平井を。平井だけを。
僕は歩きながら、ひたすらタイミングを計っていた。
新宿駅の地下道に降りて行く階段が近づいてきた。そういえば、平井は京王線ユーザーだと言っていたから、西口に向かう 通路を通らなければならない。
ならば チャンスはいつ来るだろう?欄馬は密かにチャンスを狙っていた。
お呼びになっていただけまして、本当にありがとうございました。引き続き 展開は乞うご期待!




