第十七章〜再び逃亡
こんばんは おはようございます。続けて書かせていただきました。連続投稿をお許しくださいませ。あなたにはまたまた展開していきます お楽しみいただけましたら幸いです。
あ!UFOだ!
この古典的な何かを連想させるワンフレーズ!これを令和7年のこの場で聞こうことになろうとは。それは昭和のかほり。もはや懐かしさをさえ感じさせる。そんな感慨に、欄馬も思わず彼の指さす中空を仰ぎ見てしまったではないか。江田川も。そして夏美も。公園管理人までもが。
一瞬、時間が止まったように感じられた。
一同の者が揃って天空を見詰めてしまったのだ。不意を突かれたというのか、意表を突かれたというのか。まるで集団催眠術である。
その時。
「今だ!逃げろ!」
大きな声が沈黙を切り裂いた。皆は、一瞬で我に返った。一言でその言葉の意味するところを皆が理解した。
声の主は、蘭馬の身体になった巨漢男だった。彼が先頭に立って走り出した。欄馬の脚力は、夏美のお墨付きである。しかし、他の2人も必死にそれに追随した。向かうは御苑の出口である。
原始的な方法であったが、それが却って油断に繋がったようだ。巨漢の機転が奏功したか。彼はこの御苑に訪れたことがあるのか、出口の場所は熟知しているようであった。
皆が必死に後を追った。警官と管理人は完全に後れを取り、3人に振り切られてしまいそうであつた。通りに出ると、欄馬たちは元来た路を新宿通り、伊勢丹方面へと走った。
巨漢の身体は、走るのには向いてないと思われた。発汗量がまず半端ない。巨漢になった欄馬は、身体中が汗によって、びしょびしょに濡れそぼっているのを感じた。
これは運動不足の身体だな。女の子ばかり追いかけ回しているからこうなるのだ。
欄馬は、実感を込めてそう思った。
──あー不快だ。こんな身体は、二度とごめんだ。
小さく独り言を呟いた。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。調子を良くして書きたいと思います。よろしくお願い申し上げます




