第百三十九章〜錯乱
書かせていただきました。さて またいつ なんです。スリリングな展開になってきました。見え続けられるのでしょうか。見えるの本当に正しい洗濯なのでしょうか?お楽しみにしていただけたましたなら嬉しいです。よろしくお願い申し上げます。
どんどんどんどんどんどんどん
突然だった。ものすごい勢いで玄関ドアが連打されたのだ。ただのノックではない。
それは、そのドアを突き破ってやろうという意志を持ったノックなのだと知れた。
蘭馬も夏美も恐怖のあまり口をきけなかった。
『もしもし、もしもーし!どうした?何があった!?』
平井も事態がわからず、混乱しているようだった。
「後で掛けなおします。ではまた」
夏美が短く伝え、通話を終了させた。
「なんだなんだ?どういうことだ?わけがわからん。居場所が見つかったということか?」
蘭馬も錯乱していた。
すると、激しい声がドアの外からしてきた。
「おい!テレビ見たで。映ってんの、お前やろ?どこかで見たと思ったらお隣 じゃおまへんか!そっくりやから 言い逃れはできまへんで!そういや、おまはん、しばらく行方不明みたいに姿みせなかったやろ。わかるんだよ。はよ、出てきい」
蘭馬と夏美は恐る恐る玄関の三和土のところまで出た。が、相変わらず外からけたたましい音量で話し掛けてくるのだ。
「おらへんのか?そんなことはなかろう。女が入っていくの、見たんやで。呑気なものよのう。こゆな時にふたりでなにしよるん?」
しまった。見られていたか!夏美に拝む仕草を見せて謝った。
そして、蘭馬が指でOKサインをしてみせた。そして、ドアに向かって声を張り上げた。
「あーん!お客様ぁ…、お…、お上手ですわ。あ、嗚呼…。」
ナイスとばかりに夏美も応じた。
「ふふふ。君のここはエロいなぁ。もう、びしょびしょ じゃねーか」
「いああん。やめて…。やめてくださぁい…あ、あああ」
のってきた。
そうしたら、外が静まり返ったかと思うと、
「ちっ、デリヘルでも呼んだのか!いい思いをしやがって。くそう!」
という声が段々遠ざかってゆき、やがて隣の部屋のドアが閉まる音が響いてきた。
とりあえず一難は去ったのか。2人は拳とこぶしをぶつけ合った。いえい!
しかし、喜ぶには早すぎる。どのみち蘭馬の顔は知られているし、夏美が出入りしているのもどこかで確認されているであろう。
もうこの場所ともおさらばするしかないのかもしれなかった。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。




