第百二十八章〜重要参考人
おはようございます。書かせていただきました。重要参考人の取り調べ の場面です。これからどんな展開になるのでしょうか?蘭馬たちのうんめいはあ?こうごきたいあ!
公園管理事務所は、公園のゲートを入って右側の建造物の中にあった。ゲートの係員に、2人は警察手帳を掲げ、無料で入園した形だ。
公園管理事務所の階段を登って2階まで行くと、重要参考人に指定された初老の管理人がスチール椅子に腰掛けていた。もう一人、制服警官の姿があった。彼もまた、重要参考人であった。名前は藤島太郎といった。警視庁四谷警察署御苑大通り交番から出向いてきた筈だ。階級は巡査であった。彼は最敬礼をして 森下警部補を仰ぎ見た。
「始めてください」
森下は、単刀直入に言った。
「はい。本官が例の3人を最初に発見致しました。公園内を巡回している最中でありました。そこで、何やら一組の男女と体格のいい男性 ひとりが追い駆けっこをしたり、言い争いのようなことをしているのを発見し、追尾した次第であります。公園内での暴力沙汰は避けなければならないと思い、職務質問を仕掛けたのであります。しかし彼らは三人ともに頑なに回答を拒否をしましたのであります。そして、更に、不意をつかれ、その隙に出口方面へと逃走を許したのであります。申し訳ございませんでした」
最後、巡査は深く頭を下げた。
「いや。過ぎたことは良い。で…これです」
藤島巡査が顔を上げると、デスクの上に2枚の写真を置いた。
一枚目には、伊勢丹脇の防犯カメラに映った 一組の男女の写真。二枚目は、伊勢丹前の交差点を通りから右折し 新宿御苑方面に向かっている様子の 男女 1組とさらにそれを追ってるように見える大柄な男の後ろ姿であった。
「あ」
突然、高藤が小さく声をあげた。
「この2人と追跡している男を合わせた3人であります。これが御苑に侵入した3人に間違いございませんであります」
━━そうか。では 現場のカメラも確認しなければなりませんな━━。
森下が告げると、管理人が動いた。内線電話を使って、カメラは何処に設置してあるか、録画データを持ってこいと命じたのだ。
因みに管理人は、その時、巡査に情報を流した手前、残らねばならず、結果として形ばかりだが、警官の職務質問に協力したのであったという。
「そうですか。ありがとうございました。本日の新宿御苑での捜査は以上で終わるということにいたします。この録画データは、署に持ち帰って分析 させていただきます。よろしいかな」
管理人が、━━もちろん ですとも。是非お持ち帰りください。
と言って 散会となった。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。




