第百四章〜夢
おはようございます、また 書かせていただきました。今日は体調がいいかもしれません。よろしければお読みになっていただけましたら幸いです、乞うご期待!
ふたりは喫茶店を出て、軽く挨拶をしてから別れた。喧嘩別れというのではないが、どうもお互い気まずい話し合いであった。
欄間は地下に降りずに、高層ビル群から新宿駅西口を目指した。西口名物のおもいで横丁にでも行ってお酒で飲もうかと思ったが、気が滅入っていたのでその計画も断念した。
蘭馬の一方的な悪事なのであろうか?少なくとも彼女は、入れ替わりの解消を希望している。
まだ、入れ替わりのような超常現象を扱う法はないのであろうが、やり方次第で他の罪状を適用できることもあるのかもしれない。
それに関してはもっと 調べなければならない…。と、彼は考えた。
蘭馬は帰宅すると同時にベッドに倒れ込むように寝て気を失うように眠りに就いた。
夢を見た。夏美に追い駆け回される夢だ。蘭馬は、必死に逃げ続けたが、しつこく 何処までも追いかけて来るのだった。
夢の中の蘭馬は、夏美の姿をしているようだったが、自分ではそれを見ることはできなかった。何処に行っても鏡はなかった。しまいには自分が何者なのかわからなくなってきた。
翌朝、彼は早くに夏美にメッセージを送った。昨日は、ありがとうと。それから二度寝してしまっていたようだ。あの彼女へのメッセージが既読になってないことと、新しいメッセージはまだ来てないということを知った。
ふと、ドレッサーの姿見を見ると、そこには夏美がいた。蘭馬の乗り移った夏美である。
今日は街を歩こう。ショッピングでも楽しもう。今日は大学に行って勉強する気にはなれなさそうだった。
気がつくと、昨日新宿まで着て行ったトレンド・フェミニンのジャケットとスカートのまま眠っていたのだった。クリーニング出してちゃんと夏美に返さなければならない。そう思う。
時刻は六時前であった。
およみになっていただきまして誠にありがとうございました。




