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第九十九章〜再会しましょう
再び蘭馬と夏美の心は接近します。俺は偶然の産物なのか、それとも考え抜かれた謀略 なのでしょうか?信じるより他にないような気もします。お読みになっていただけましたら幸いです。
果たして今、この時間に夏美から電話が来たのは単なる偶然か、それとも…。
「あ…、あのさ…?」
蘭馬は静かに話し始める。
「盗聴してたよな?」
単刀直入に訊いてみた。カマかけでもあるが。どのみち、もう逃げ場など存在はしない。ならば彼女の逃げ場も狭めてやれ━━。ところが…。
は?
彼女の素っ頓狂な声が返ってきた。
「はあ?あたしが?何で?あたしが?何のためにあたしがそんなことすると思っている訳?あたしを変態だとでも?」
『いや。そういうわけではなく。あまりに偶然が重なり過ぎただけなのかな。そうかもしれないけど。
探りを入れてみた。
夏美は静かに返した。
「そうなんだ。よく分からないけど……」
「とにかく、近いうちに遇わない?連絡事項とかもあるの。そちらにもあるでしょう?お互い……」
「わかった そうしよう。色々 矛盾が生じたらやばいからね。申し合わせは大切だ。」
蘭馬は即答した。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。ご期待くださいませ。




