第9話 美男美女ってサイコーでは?
ざー、ざーん
う〜ん。波の音が、波の音?あー異世界だったな。
朝日が綺麗。
(シル起きてー、朝だよー)
これだけ聞くとお母さんみたいだな。
お母さん、会いたい。
「おひゃおうございます、サラさん早いですね。」
寝起きいいのか悪いのかよくわからないな。
兎に角、浜辺で一生過ごすのはきついし、早くヴィル行きたい。
(ねぇ、シルここからヴィルって近いの?)
「はい。そんなに時間はかからないはずです。
あちらで朝ごはん食べましょうか。」
異世界のご飯!!めっちゃ楽しみ。カニ鍋は確定にあるよね。
ん〜どれぐらい近いのだろう。アイわかる?
[南にあります、30分もかかりません。魚が特産品で、カニ鍋はないは売ってないです。]
ガーン。、、近いけれどカニ鍋売ってないのか。作ってみようかな。
(ていうかカニって街に入れるの?)
「えとー、テイムされている状態なら可能です、、、。」
テイム、テイムってシルに、、いや大丈夫。
(ごめん人状態になれるの忘れてたわ)
「えええええ!人状態になれるのですか?」
(ちょっと待ってね)
(スキル:変化)
ぼふん
(どう?)
「、、すごいの一言ですよ。」
やっぱり私って超絶美少女だからね。
「それって魔法ですか?スキルですか?」
(そっち?え、いやスキルです、、、)
鏡がないから姿がよくわからないけど可愛いはず。
海に映るかな?、、これが私?
地球の頃の私に目と髪の色を変えたような姿。
肩ぐらいまでの髪が綺麗な白に。
両目ぱっちり一重の目が黄色に。
背は、、、あの頃と変わってなく低めかな。今思うとシルって身長高いよね。
並ぶと親子みたい。ってそんなことより、
(シル、ヴィルまで走ろう!お腹空いたー)
「いいですよ、僕に勝つ気なんですね。分かりました。」
おお?これは速いタイプか燃えるぜ。
(行くよ。よーいどん!!)
ーーーーーーーーーーー
ゼェゼェ、よっしゃーーー!
(シル大丈、、?)
「グハァ、ゼェ、ハァ、ゥグ、、。」
(もしかして「僕に勝つ気ですか。」て、、)
「言わない、でください。体力が、ないこと、わかって、ます。」
悪いことしたなーどうしよう。
まぁ待つか。
ーーーーーーーーーーーー
「すみません、待たせてしまって。では、町に入りましょうか?」
「あのー、ここに入るには許可証または身分証をみせてください。」
「あ、すみません。これでいいですか?」
「はい、大丈夫です。そこのお嬢ちゃんは?」
やばいそんなものない。どうしよう。無くしたって言えばいいかな?でも、、、
「いや、娘につくってあげたくて来たのです。」
「あ〜、なるほど。了解しました。」
むむむむ娘ーーー?シルに今娘って言われた。嬉しすぎる。
イケメンの子なんて。うぅーーサイコー!!
『ごめんなさい、今だけ娘としていてくれませんか?』
耳に小声なんて、、ふぎゃーーーー。
、、ばたん。
「え、サラさん!?」