第8話 また明日もきみと過ごしたい
そういえばこの世界の人ってどれぐらいのレベルなの?
[実際に、シルさんに聞いて見ればいいと思います。]
もう、夜だし戻った方がいいかな。まだシルは寝てるはずだし。
シルは40ぐらいありそう。
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〜シル視点〜
少し寝過ごしましたかね。サラさんは?、、まだのようですね。
今のうちに魚を捕まえていれば夜や次の日に備えられますか。
、、サラさんはどうしてあんなに頑張れるのでしょうか?
僕とは正反対だ。家出なんかした僕に友達になるしかなんてない、、。
このペンダントも、捨ててしまいたい。
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やっと帰れた〜。夜って意外と暗いからうまく歩けないんだよね。
シルってまだ寝てるのかな。まだ寝ているなら、イタズラしちゃおう♪
あれ、シルってここで寝ていたはず。まだ温かい、ついさっきまでいたってことか。
[サラさんの言う通り、モンスターの痕跡もありませんし、シルさんは起きてどこかに一時的に移動していると
考えられます。]
さすがアイ。ならシルの場所まで特定できる?
[分かりました。、、海方面で魚をとっている可能性があります。]
よし疲れているけどシルを探す旅に出よう。
[しかしここで待つのが得策だと思われます。]
いや、私は探しにいく。待つだけって面白くないし、早くイケメンに会いたいし。
[、、わかりました。ナビを始めます。あなたの後ろです。以上です。]
え、きゃああああああー。
(びっくりした。いつ帰ってきたの?)
「サラさんこそいつの間に?」
(本当についさっきです。)
「僕もです。奇遇ですね。あ、そうそう魚を釣ってきたのでまた一緒に食べませんか?
、、、厚かましいですかね。」
(いやいや、そんなことはありません。私なんて歩いていただけなんで、“働かず者食うべからずですよ”)
「それも英語なんですか?」
(え、、、あぁそうですね。働いていない人は食べる資格はないという意味です。)
シルってまだ英語を信じていたのか。
「、、、そうなんですね。教えてくださりありがとうございます。
夜も遅いですし早く寝て、明日にはヴィルへ向かいましょうか。」
(ヴィル?)
「ここから近い港町です。」
(いいですね。明日はそうしましょうか。)
もぐもぐ
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(では、おやすみなさい。)
「はい、おやすみなさい。」