第26話 仲間と書いて”なかま“と言う。
「ごめんなさい、サラさん。
悲しいですが、お別れにします。」
「サラ、今度問題を起こしたらやばいって俺言ったよな。」
「サラと一緒にいたら、お母さんのことを思い出しちゃう。」
(待って、置いて行かないで)
手を伸ばしても届かない。
ばさ
、、、夢か。
嫌なものを見たな。
汗がダラダラ。
「ん〜。鬼に喰われた夢でも見たのか?」
また、、、、ルイか。
(今はつっこむ気力がないからね)
「、、、シイナの事か?」
(うん)
「直接会って話せばいいんじゃね?」
(え、でも私)
「本音で語り合えるからこそ仲間だろ。」
(、、、そうだね)
こういうものは早くやろう。
シイナ、今どこにいるんだろう。
[このお城の入口玄関前にいます。]
あ、アイ。
、、、ごめんね、あの時止めようとしていたのにあんな態度をとって。
[別に構いません。わたくしは常にサラさんの味方です。]
ありがとう。
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(シイナ?)
「あぁ、サラか。」
(、、、、)
「、、、、」
(あの、今のシイナの考えてることを教えて)
「そうだね。今は、、お腹が空いたかも。」
(え、)
「何よ、その顔変な顔〜。
、、、お母さんのことを考えていないって言えば嘘になる。
でも、あーやこーや考えたくないの。
いくら願っても帰ってこないだろうし。」
(ごめんね、シイナ。私が馬車から出なかったら、、、)
「もういいって。、、、仕方ないよ。
それより、ペンダントをもらっていい?」
(あ、うん。綺麗だね)
「懐かしいよ。これね、お母さんからの誕生日プレゼントなの。
貰った時、めっちゃ嬉しかった。もう、、会えない。
悲し、い。悲し、いよ。サラー。うわーーん。」
っ、
ごめんシイナ。私は慰めることしかできない。
だから、私の胸でいっぱい泣いて。
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「、、ごめんねサラ。あの魔物を倒してくれたのに。」
(ううん、大丈夫だよ。、、、ん?私倒してないよ?)
「え、でも。あれは確かにサラだったよ?」
むむむ。覚えてないぞ。
[それは、無心状態だった為です。]
無心状態?
(やったのかもしれないけど記憶にはないね)
「サラっぽい人の目が、緑だったから別の人だったかも。」
緑の目?!その状態だと目の色変わるんだ。
地球では緑の目って珍しかったはず。
まぁ、この世界なら髪の色も目の色もいっぱいあるからな〜。
「話は終わったか?」
(ルイ!いつからいたの?)
「そりゃ、最初っからに決まってるだろ。」
「私の泣き顔を見たの?」
「もちろん。いい泣き顔だったな。」
「はぁー?美人の顔を見て何その態度!」
「ここに美人なんていませんけど?」
(ルイ、それ私にも失礼だから)
「あ、サラ。お前王様に呼ばれてたぞ。」
(はいいいいぃ?今この流れで言うの)
はぁ、いやな予感。




