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カニ転!!  作者: れんげ
第1章 始まりの旅
26/40

第26話 仲間と書いて”なかま“と言う。


「ごめんなさい、サラさん。

 悲しいですが、お別れにします。」

「サラ、今度問題を起こしたらやばいって俺言ったよな。」

「サラと一緒にいたら、お母さんのことを思い出しちゃう。」

(待って、置いて行かないで)

手を伸ばしても届かない。


ばさ

、、、夢か。

嫌なものを見たな。

汗がダラダラ。

「ん〜。鬼に喰われた夢でも見たのか?」

また、、、、ルイか。

(今はつっこむ気力がないからね)

「、、、シイナの事か?」

(うん)

「直接会って話せばいいんじゃね?」

(え、でも私)

「本音で語り合えるからこそ仲間だろ。」

(、、、そうだね)

こういうものは早くやろう。

シイナ、今どこにいるんだろう。

[このお城の入口玄関前にいます。]

あ、アイ。

、、、ごめんね、あの時止めようとしていたのにあんな態度をとって。

[別に構いません。わたくしは常にサラさんの味方です。]

ありがとう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(シイナ?)

「あぁ、サラか。」

(、、、、)

「、、、、」

(あの、今のシイナの考えてることを教えて)

「そうだね。今は、、お腹が空いたかも。」

(え、)

「何よ、その顔変な顔〜。

 、、、お母さんのことを考えていないって言えば嘘になる。

 でも、あーやこーや考えたくないの。

 いくら願っても帰ってこないだろうし。」

(ごめんね、シイナ。私が馬車から出なかったら、、、)

「もういいって。、、、仕方ないよ。

 それより、ペンダントをもらっていい?」

(あ、うん。綺麗だね)

「懐かしいよ。これね、お母さんからの誕生日プレゼントなの。

 貰った時、めっちゃ嬉しかった。もう、、会えない。

 悲し、い。悲し、いよ。サラー。うわーーん。」

っ、

ごめんシイナ。私は慰めることしかできない。

だから、私の胸でいっぱい泣いて。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「、、ごめんねサラ。あの魔物を倒してくれたのに。」

(ううん、大丈夫だよ。、、、ん?私倒してないよ?)

「え、でも。あれは確かにサラだったよ?」

むむむ。覚えてないぞ。

[それは、無心状態だった為です。]

無心状態?

(やったのかもしれないけど記憶にはないね)

「サラっぽい人の目が、緑だったから別の人だったかも。」

緑の目?!その状態だと目の色変わるんだ。

地球では緑の目って珍しかったはず。

まぁ、この世界なら髪の色も目の色もいっぱいあるからな〜。

「話は終わったか?」

(ルイ!いつからいたの?)

「そりゃ、最初っからに決まってるだろ。」

「私の泣き顔を見たの?」

「もちろん。いい泣き顔だったな。」

「はぁー?美人の顔を見て何その態度!」

「ここに美人なんていませんけど?」

(ルイ、それ私にも失礼だから)

「あ、サラ。お前王様に呼ばれてたぞ。」

(はいいいいぃ?今この流れで言うの)

はぁ、いやな予感。



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